日本の赤ちゃんか世界で第1位の短眠を誇る原因は、
「夜ふかし・遅寝の生活習慣」にあります。
パンパース赤ちゃん研究所が発表したO~4歳児の睡眠に関する実態調査によれば、
日本の乳幼児が平日の夜10時以降に寝ている割合は50%近くに達していて、ヨーロッパ諸国と比べて突出して高くなっています。
幼い子供の睡眠習慣は、保護者の就労状況や養育姿勢に依存します。
共働き世帯の増加や夜型生活の浸透、親の価値観の変化などによって、夜ふかしや短眠の赤ちゃんは昔と比べて随分増えました。
しかし、他の人種と比べて日本の赤ちゃんだけが仮眠に耐えられる脳や身体に進化したとは考えにくいので、この状況が今後、子どもたちの健康や発達にどのような影響を与えるのか、非常に問題が多いのです。
このままだと睡眠に問題を抱える子どもの増加が予想されるからです。
子どもたちの睡眠実態を分析すると、中には夜中の12時近くになってようやく就寝するという子どももいて、低年齢児の夜ふかしの実態に愕然とすることもしばしばです。
最近では、小学校低学年ですでに「朝起きられない」「学校に行くと疲れる」
と訴える子どもたちも目立ち始めており、何だか日本の未来を暗示しているようです。
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