冗談ではないのですが、いまのままの生活を続けていれば確実に寝たきりに向かっていくわけですから、たとえ、30代、40代でも「寝たきり予備軍」と呼んで差し支えないでしょう。
それにしても、先々自分が苦労するのかわかりきっているのにもかかわらず、どうして筋肉量減少を防ぐトレーニングをしないのでしょうか。
いちばん大きな原因は「いまのままだとマズイことになるぞ」という知識が乏しく、危機意識、問題意識か希薄な点にあるのではないでしょうか。
要するに、「コトの重大性」をよくわかっていない方が多いということです。
日本には国民皆保険制度があり、いざ病気となれば気軽に医療機関を受診することができます。
それだけに自分で将来のために健康をコントロールして危機管理をしていこうという意識がいまひとつ根づかないのかもしれません。
そこへいくと、アメリカ人は徹底しています。
たとえば、ニューヨークのエリートビジネスマンたちにとっては、健康面での自己管理はかなり以前から「できて当然のこと」とされています。
自分の健康さえもちゃんと管理できないということは、自己コントロール能力のなさを証明するものであり、「仕事面でも能力のない人」という判断を下されてしまうのです。
実際、エリート・ニューヨーカーのなかでは、たばこを吸っている人や太った人はほとんど見かけません。
喫煙や肥満している人は、自分の健康を大事にしていない証しであり、
もうそれだけで「自己管理ができない人=仕事ができない人」というレッテルを貼られてしまうのです。
日本でもこのところ喫煙者の割合がだいぶ減ってきましたが、その背景には、アメリカのビジネスマンのこうした健康に対する風潮がかなり影響しているのではないかと思われます。
ニューヨークのエリートたちは筋トレに対してとても熱心に取り組んでいるのです。
ニューヨーカーにとっては、ジムで筋トレをするのは日課のようなものなのです。
みんな、朝早く家を出て、ジムで汗を流し、シャワーを浴びてからオフィスに出勤しています。
もちろん、朝に体を動かすと気持ちがいいし、そのほうが仕事もはかどるのでしよう。
また、なかには美容やダイエット目的の人もいるし、
単に「周りかみんなやってるから自分もやっていこう」という人もいることでしょう。
ただ、きっかけはどうあれ、彼らはみんな、筋肉を鍛えることの重要性をよく知っているのです。
合理的な彼らは、自分の将来にプラスになることに関する「投資」は惜しみません。
ひとりひとりが自分の未来をよくするには筋トレが不可欠であることをわかっているのです。
きっと、彼らには「筋トレをしない人」が理解できないでしょう。
「いま筋トレをがんぱれば、将来ラクになるのがわかりきっているのに、どうしてやらないんだ」と、不思議がるのではないでしょうか。
最近は、喫煙習慣と同じように、
「筋トレをやらない人=健康への意識の低い人=自己管理ができない人」
と見られるケースが増えてきているようです。
おそらく、日本でも近いうちにこうした風潮が受け入れられるようになるでしょう。
ビジネスでもそうだと思いますが、
「先を見据え、いま何をすればいいかを正しく把握すること」はとても大事です。
周囲から「自己管理ができない人」と見られることのないよう、ぜひ、高い意識を持って筋肉をつけるようにしたいものです。
関連参照:
中高年からの筋肉作り
転ばぬように、歩き続ける方法
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