二足歩行は、生物の歴史のうえでは進化かもしれませんが、そのことで人間はほかの哺乳類にはない負荷を負うようになりました。
足のトラブルも、その1つです。
そもそも二足歩行は、とても難しい行為です。
4本の足で支えていたものを、細い2本の足だけで支えるのですから、姿勢は不安定になり、足にかかる負担も大きくなります。
人間の頭は、ほかの動物よりもずっと重く、体重の13~15%もあるといわれています。
例えば、体重50キロの人なら、6~8キロほどあります。
ポーリングの球が、常時首の上に乗っていると考えてください。
首や背骨、胴体、それを支える足にかかる負担は相当なものです。
また、内臓はすべて背骨の前側にあります。
これも、4足歩行に都合がいいつくりです。
高齢になると、姿勢がだんだん前屈みになってしまうのも、骨や筋肉が弱くなって、重い頭や内臓を支えられなくなることか大きな要因だと思います。
足は小さく、2つしかありませんが、人間の全体重を支えています。
そういう役目を与えられた足は、たとえ小さくても、本来とても強い部位なのだと思いませんか。
関連参照:
中高年からの筋肉作り
つまらんことでしょうか
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