2018年1月20日土曜日

ジビエ。普及に移動処理車

シカやイノシシなど野生鳥獣の食肉「ジビエ」の人気が出てきた。

 高タンパクで低カロリー。ワインなどとの相性もいい。

しかし、これまで捕獲してから食肉加工処理施設に運ぶまでに時間と労力がかかるため、これまで、食肉利用は1割ぐらいととどまっていた。

 これを解決して、普及させようと日本ジビエ普及協会と長野トヨタ自動車がこのほど捕獲した動物をその場で枝肉にできる移動式解体処理車(ジビエカー)を共同開発した。

2トントラックの荷台を改造し、車体洗体エリア、解体室、保冷室などを設けてある。

獲物は、洗体エリアでドロや汚れを落としてから解体室へ運ばれ、内臓摘出など枝肉にするまでの一次処理を行う。

5℃以下に保たれた保冷室では、小さいシカで5頭、大きいもので2~3頭分の保管が可能である。

製品化するための2次処理施設まで衛生的にはこぶことが出来る。

このジビエカーは2016年夏には完成しており、これまで全国5箇所で実証実験を重ねてきたという。

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