2013年10月31日木曜日

100歳長寿の人の生活

100歳長寿の人はどんな生活を送っているのか?

 順天堂大学の白澤卓二先生によれば日本では約4万7000人の白寿者がいるそうです。

だが、その80%は寝たきりの状態で、
ベッドの上で寝たきりの生活をしているのが現状のようです。

あとの20%は方はかなり元気です。

また、その約4万7000人の白寿者の90%は女性ということです。

 男性はたったの10%ですが寝たきりが非常に少ないということも報告されています。

どうしてそういうことが起こるのか?

 実は骨粗しょう症の頻度が決定的に違う、ということを指摘しています。

 寝たきりになるほとんどの原因が、骨粗しょう症です。

 足腰がダメになるとベッドでの寝たきりの状態になります。

そのような状態で認知機能を保てる人は、ほとんどいない、ということも指摘しています。

 白澤卓二先生は
「骨粗しょう症はある意味でとてもやっかいなんです。なぜやっかいなのかと言うとそれだけでは死ねないんですね。
ガンは死ねる病気なのであまりやっかいではない。 骨粗しょう症は死ねない病気、死ねない病気というのはやっかいなんです。これは介護という仕事という意味からですが。」

と述べています。(『がんにならずに100歳まで生きる』)

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2013年10月30日水曜日

オメガ6系を控えること

オメガ3系オメガ6系の摂取比率が崩れていることが問題となっている。

1:10。1:20ぐらいになっていて、ひどいことになっている。

ゆゆしき問題と指摘しているのはアンチエイジングのオピニョンリーダーとして活躍している順天堂大学の白澤卓二先生。

縄文時代など人間がまだ自然な状態のとき、
もともと人間は3系と6系が1:1だったはずなのだ。

それが現在、人によっては市販の加工食品の多くはオメガ6系なのです。

たとえば、ポテトチップスで使われている油はオメガ6系。

こういうものを食べれば食べるほど
オメガ6系ドミナント(優勢)になり炎症が起きるのです。

かなり魚好きの人でもせいぜい1:2か、1:3くらいです。

それくらいオメガ6系がドミナント(優勢)になってしまった。加工食品のせいです。

だから炎症が起きる。

→ 活性酸素も増えることになってきている。
→ LDLコレステロール値も問題になる。

しかし、現代社会ではオメガ3系と6系の摂取比率を修正するのはなかなか難しい問題なのだそうだ。

オメガ3系はブレインズフーズ(脳を活性化させるたべもの)です。

魚の脂のDHAはブレインズフーズの中のトップです。

これを摂っていれば、認知能力の低下を予防し、動脈硬化も予防する。

 日本人の健康を蝕んでいるオメガ6系ドミナント(優勢)。

現代のさまざまな健康問題のかなり部分が、
このオメガ3系とオメガ6系の摂取アンバランスに起因しているとも言われているのです。

日常生活を見直してみることが必要である。


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2013年10月29日火曜日

メタボ予防は70歳までにする。

肥満を目の敵にするのは70歳までです。 

アルブミン不足を防ぐためにも肉などもしっかり摂っておいたほうがいいようです。

 肥満は、健康寿命にとって最大の敵であることは確かなのですが、痩せようと過度に行き過ぎてしまうのも問題だといわれています。

というのも、
年齢によって防ぎたい病気の中身が変わってくるからです。

70歳までに防ぎたい病気は、ガン、心臓病、脳卒中 です。

いわゆる生活習慣病の予防が目的です。

しかし、70歳以降で防ぎたいのは介護が必要になる事態です。

 寝たきりまではいかなくとも、体を動かすことがおぼつかなくなり、
その結果、外出するのも億劫になったりすることです。

これが一番いけないことなのです。

そのためには、
栄養不足にならないことが大事になってくる。

肥満を防ごうと考えるより、少々ふとってもいても構わないのです。

まとめ的に言いますと、

・70歳までは「ちょい痩せ」
・70過ぎたら「ちょい太」

を目指すくらいが

健康寿命を延ばすコツになるという話です。


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