2016年2月16日火曜日

「昼寝」は若返りに欠かせない習慣

身体のリカバリーになくてはならないのが睡眠です。

眠っている間、身体は血流やリンパの流れ、神経や内分泌系といった機能の鈍りを正常に戻します。

日中の活動で酷使した部分を回復させたり、調整し直したりするのが睡眠の役割といってよいかもしれません。

ですから、しっかりと睡眠をとり、十分に身体を休ませることは健康と若返りの基本です。
 
また、睡眠は認知症との関連も深いとされています。

これまでも睡眠・記憶・認知症との関連性については各国で研究か進められてきましたが、
カリフォルニア大学バークレー佼の研究グループの研究によると、
アルツハイマー病の原因である「アミロイドβタンパク」と睡眠に大きな関係性があることがわかりました。


脳内に「アミロイドβタンパク」が溜まってくると眠りが浅くなり、睡眠不足となって記憶力が低下します。

けれども睡眠をきちんと取ることで、
脳細胞表面についた「アミロイドβタンパク」が洗い流され、脳細胞の破壊を防ぐというのです。
 
睡眠はアルツハイマー病の予防にも効果があるということです。
 
体内酵素の側面からしても、
睡眠は消費された体内酵素の再生と回復に大きく影響していると考えられます。
 
たとえば、日中眠くなるときの場面を思い出してみてください。

食事で満腹になった後、
仕事や運動で身体をたくさん使った後、
猛烈に頭を使って疲れた後、
お酒を飲んだ後

などに眠気を感じることが多くないでしょうか?
 
いずれも消化・吸収、代謝、解毒で体内酵素をたくさん消耗しているときです。

眠くなるのは、消費した体内酵素をリカバリーするためといえます。

夜に長時間眠るのも、体内酵素の産生に専念するてめの時間が必要だからでしょう。

副交感神経が優位となっている睡眠中、胃腸が起きているときよりも活発に動いているのも、酵素の消費かそれほど多くないこの時間帯に、腸内細菌たちがせっせと体内酵素の補充に努めているからと考えられます。

睡眠にこのような役割があることを考えれば、日中であっても眠くなったときは寝たほうかよいといえます。

昼寝ができる環境にいる方は、
20~30分でよいので、眠気を感じたときにリラックスできる姿勢で昼寝することをお勧めします。
 
会社勤めや仕事をしている方は横になっての昼寝はむずかしいかもしれませんが、
眠いな、疲れたなと感じたら、5分でも10分でも目を閉じて、椅子に身体を預けて休みましょう。

私たちは起きている間中、絶え間なく体内酵素を使い続けています。

目を開けてものをみているだけで、
見たものの情報処理や認知・判断で脳が使われ、体内酵素もつかわれています。

完全に眠らないまでも、目を閉じて身体を休ませるだけで体内酵素の消費は抑えられます。

5分でよいので、こまめにちょくちょく身体をを休ませる時間を作ってみてください。


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