腸の加齢は見えないところで進むのですが、じつは外から見て、腸が若いか老化しているかを判断できるポイントがひとつひとあります。
それは肌の状態です。肌を見れば一目瞭然なのです。
いろいろな人のいろいろな腸を何十万例も見てきた医師が初診で患者さんの顔を見ただけで、その方の腸の状態がわかるようになったというのです。
なぜなら肌の張り、色、つやは、腸内環境の状態をてきめんに反映するからです。
実際に、肌の状態がよく、実年齢よりも若く見える人は、大体が腸も若く健康なのです。
反対に、肌が荒れていたり、くすんでいたり、張りがなくて血色が悪い人は、腸の老化も進んでいることか少なくありません。
もちろん60代の方が、10代と同じような肌の状態でいることはできません。
重ねてきた年月の片鱗は、それなりに顔に刻まれるものでしょう。
とはいえ実年齢よりもかなり老けて見えるような人は、やはり腸の老化も進んでいると考えて差し支えはないのです。
老化とは、ひと言で説明すれば「細胞の老化」です。
細胞が老化する一因は、十分な栄養素や水分が届かないこと、細胞を傷めつける活性酸素などの悪者を取り除けないことにあります。
これは、つまり、腸が食べ物からの栄養素を十分吸収できなくなっている状態にあり、なおかつ免疫力を発揮できない状態に陥っていることを示しています。
それだけ腸が老化して、その働きを弱めてしまっているということなのです。
肌の状態だけでなく、表情に生気が感じられない、瞳がいきいきとしていないような人も、脳に送られるべき栄養素や神経伝達物質の素が届いていないことを示唆しています。
これも腸がしっかり働けていない証拠といってよいのです。
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