客観性を高めるためにプラセボ(偽薬)を摂った場合と比べて、くしゃみ、鼻水などが出始める風邪の引き始めに亜鉛を摂ると、2.63日=約3日も風邪にかかる日数が短くなったといいます。
もともと亜鉛は体に必要なミネラルの一種です。
体の新陳代謝を促し、免疫力の強化を促す働きがあり、亜鉛を摂ると風邪のウイルスや細菌か喉や鼻の粘膜から侵入するのをブロックし、風邪の予防と症状の低下に役立つのではないかといわれています。
風邪を引いたら亜鉛の多い食品を摂ろう、というわけです。
一番豊富なのは、何といっても牡蠣です。
大きめの牡蝦4個なら1日に必要な摂取量8~11mgが一度に摂れてしまうので、風邪のときは牡蠣、と覚えておきましょう。
ただ、ノロウイルスが含まれていて胃腸炎の風邪にかかってしまうこともあるので、加熱したものを食べましょう。
また、同じ亜鉛が風邪に効くという研究に、75mg以上を摂れば2.75日も風邪にかかる期間が減ったという報告もあります。
この1日75mgというのはアメリカの研究による数値で、日本での亜鉛の1日の上限量は男性は40~45mg、女性は35mgなので半日程度しか縮められない。
牡嬬や牛肉、レバーなどを食べれば症状を少しは軽くすることができそうです。
足りない分はサプリメントで補うという手もありますが、なるべく食品から摂ることをおすすめします。
特に風邪を引いて弱っている体には、天然の栄養素から亜鉛を摂つたほうが、摂取量以上の恩恵を受けられると思われるからです。
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