戦国時代、戦場の武士たちに大変喜ばれた兵糧に「ゴマむすび」がありました。もちろん黒ゴマです。
香ばしくて、食がすすむだけでなく、疲労回復に役に立ち、体が軽くなって新しい戦意の湧くパワー源として卓越していたからです。
特に、諸国を旅して剣の道を極めようと修行する武士にとっては不可欠でした。
武者修行といえば、現在でも人気が高いのが宮本武蔵。
彼も修行食として「干し飯(玄米飯を乾燥させた保存食)」と、「黒ゴマ」の携帯を忘れなかったと伝えられています。
玄米や黒ゴマなどを常用すると、体力が強化されるだけではなく、病気に対する免疫力が高まることを経験的に知っていたのです。
黒ゴマの50%強は良質な脂質なので、カロリー効率がよく疲れません。
力ルシウムが豊富なので、イライラを防いで集中力を強くするには理想的なのです。
黒ゴマ100グラム中には、ビタミンB1が、ほぼ1ミリグラム含まれています。
武士の主食である米飯の炭水化物は体内でブドウ糖に分解されて、筋肉や頭脳のエネルギー源となりますが、ブドウ糖が効率よく燃焼する時に欠かせないのがビタミンB1です。
したがって、黒ゴマをまぶしたおにぎりは香ばしくておいしい上に、頭脳や筋肉へのカロリー効率が非常に
いい食べ物なのです。
競争社会で勝ち残るために、食事だけでも武士を見習いましょう。
年をとると物忘れが頻発しますが、その発生を少なくする成分のひとつもビタミンB1です。
ストレス社会、高齢社会だからこそ黒ゴマは重要です。
若返り効果の高いビタミンEも含まれていますが、さらに重要なのがセサミンという抗酸化成分です。
「細胞の酸化」はイコール「細胞の老化」に他なりません。
関連参照:
和食の知識
中高年からの筋肉作り
転ばぬように、歩き続ける方法
つまらんことでしょうか
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