2016年5月18日水曜日

トウガラシの話ー1

唐辛子(トウガラシ)の原産地がどこだか、ご存じでしょうか。

キムチに使われているから朝鮮半島?それともスパイスの王国インド?
 
実はトウガラシの故郷は中南米なのです。

15世紀末にコロンブスによって、西インド諸島からヨーロッパに持ち帰られ、約50年ほどで、アフリカやアジアなど世界各地にもたらされた作物なのです。
 
トウガラシは、ペルーやメキシコで紀元前8000年ころにはすでに利用されており、最も古くから栽培・利用された植物の一つと考えられています。
 
今でも利用されている野生種は、小指の先ほどの大きさの実が上向きについています。

非常に激辛なのですが、特有の味や風味があるのが特徴です。
 
赤く熟した実は、触るだけでパラパラと落ちてしまいます。

また、上向きについている赤い実は、草むらの中でも目立ちます。

ただ、その辛さから動物たちが食べることはありません。

鳥だけが好んでついぱんでいるのを目にします。

鳥によって遠隔地への散布を図っているわけです。

トウガラシの発汗作用によって涼しくすると同時に、辛味によって食欲が刺激されるため、暑い地域でよく使われます。

エスニック料理に代表されるように、アフリカや東南アジアなどです。


また、使い方には世界的に共通点があり、生のトウガラシをトマトや他の野菜などとともにすりつぶして、ソースにするケースが多いのです。

日本の七味唐辛子のように、乾燥して粉状にしたものに、さまざまなスパイスを加えて辛昧を抑える方法は、世界的にみても珍しいもののようです。



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