2016年6月4日土曜日

記憶力の衰えを防ぐ「卵」

日本人が生を食べるのを見て、外国人が驚くシーンを良くテレビで見ます。

牛丼などにかけて食べるのも普通のことなのです。
 
実は、卵は、もっと積極的に、
利用すべきであるプ入手しやすいし、値段も安いのです。

ビタミンC以外は、ほとんどの栄養成分が含まれている
たいへんに優秀な食品なのです。

子供にとっては、成長促進や学習能力の向上、大人にとっては、老化防止になる貴重な成分が、実に豊富に含まれているのです。

卵が、完全食といわれるのは、タンパク質を構成するアミノ酸のバランスが優れているためで、
アミノ酸スコアは100 と満点なのです。

しかも、卵のタンパク質は消化吸収率も100%に近く、細胞を若々しく保つ効果は大なのです。


昔は、病人の見舞品によく使われた時代もありました。体力の回復に役立つからです。
 
ヒヨコという生命体を誕生させるために必要な材科を、全部持っているのが卵です。

一個の卵が、ヒヨコの脳細胞から
骨格、筋肉、全臓器と、すべての組織をつくり、生命を生み出すのです。

これらの成分は、人間の生命の健康を保つ上でも、たいへんに役に立ちます。
 

若い頃、弾力性に富み、しなやかだった血管も中年を過ぎると、だんだんこわばり、もろくなります。

「ヒトは、血管と共に老いる」

といわれるように、血管のこわばりなども老化現象のひとつといえます。


血管の老化は、脳梗塞や心筋梗寒など、さまざまな生活習慣病を引きおこします。

高血圧や動脈硬化も、また、血管の老化現象のひとつなのです。
 
「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEが多いことも、卵の大きなメリットです。

まず、血管のしなやかな若々しさを保ち、心臓病や脳卒中などのリスクを下げる働きをします。

また、体内の脂肪が酸化することによって発生する、過酸化脂質の生成を抑える働きをします。

過酸化脂質は、いってみれば腐った脂のことであり、細胞や血管を傷つけ、老化を促進させたり、ガンの原因になったりするのです。

ビタミンEは、この悪者を撃退してくれるのです。

以前は、卵は動脈硬化の原因とみられていましたが、最近、卵黄のレシチンにコレステロール値を正常に保ち、動脈硬化を予防する働きのあることが分かってきたのです。

むしろ、レシチンの主成分であるコリンから生成されるアセチルコリンに、アルツハイマー型の痴呆を予防する働きのあることも、判明しています。

アセチルコリンは神経伝達物質であり、記憶力や学習能力の向上と関係が深いのですが、アセチルコリンが、さらに効力を発揮するために必要なビタミンB12も、卵には含まれています。


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