2017年3月30日木曜日

足と靴のこと

健康づくりの基本は「歩くこと」です。

足のトラブル解消・予防には、自覚して自分でもケアすることが大切です。

フットケアの基本は
①足を清潔にする
②水分をよく拭き取る
③保湿する
④正しく爪を切る
⑤角質をケアする
⑥正しい歩き方・エクササイズを身に付ける
⑦足に合った靴を選ぶ。

の7項目です。

いずれも正しい方法を習得すれば、自分で日常的にできるものばかりです。

間違った我流のケアは注意してください。

中でも重要なのが、足を清潔にすること。

入浴や足浴では爪と指の間。指と指の間、足裏の指の付け根などをよく洗いましよう。
 
洗った後は乾燥しやすいのクリームを塗り、靴下を履くとさらに効果的です。

皮膚に発疹や、かゆみ等が出ない自分に合ったものを使い、万一、以上を幹事たら皮膚科を受診してください。


足の爪の正しい切り方で、医学的に推奨されているのは、「スクエアカット」です。

爪の両端が指の長さと同じか、やや長くなるようにして横に真っすぐ切り、両端の角を少し丸く切って整えます。

爪切りの刃は、曲線でなく直線のものがいいとされています。
 
短く切り過ぎる「深爪」や両端を斜めに切る「バイアスカット」は、爪が変形する原因になるので避けましよう。


関連参照:
だから、歩くのがいい。

中高年からの筋肉作り  
つまらんことでしょうか

2017年3月20日月曜日

滑舌をよくする方法

ハキハキとしだ話し方は好感を持たれます。

一方で「滑舌がよくなくて」という悩みも聞きます。

滑舌とは何か、どううすれば、なめらかに発声できるようになるのでしょうか?

声は、喉近くの声帯が震えることによって発声します。

最初は単なる音だが、舌の形を変えたり動かしたりして「加工」することで様々な発音になるのです。

例えば、「か」と発音する時は、舌の根もとで上あごをはじく動きをする。
「い」は、唇の両端の口角を上げて、ほおの筋肉を上げないと、はっきり発音できないのです。

「滑舌」とは、主に舌がスムーズに動くことです。
ほかに唇周辺の筋肉なども関係してくる、と専門家は説明しています。

滑舌が悪くなる原因はいくつかあります。

一つは唾液の分泌の減少です。

舌は唾液を潤滑油にして動く。緊張したり、ストレスがあったりすると、唾液が滅少して口が渇き、舌を動かしづらくなるのです。

睡眠藁などの服用でも唾液が少なくなることがあります。
 
また、舌や口周辺の筋力の低下も原因の一つです。

特に高齢者は加齢に伴い筋力が低下します。軟らかいものを多く食べたり、退職して人と話さなくなったりするごとで、ますます筋力が衰えるのです。
 
「最近は、若い人も筋力が低下していると考えられる。軟らかいものを好み、かむ時間が減少している。一人で食事をしたり、SNS(ソーシャルーネットワーモングーサービス)が広がったりして、話す機会が少なくなっていることも影響しているのでは」

と専門家は指摘しています。

また、歯並びも大切です。
歯が抜けていたりすると、かみづらくなって、軟らかいものを食べがちになるのです。

口周辺を動かす機会が減って、舌などがうまく動かなくなりやすいのです。

専門家は
「話すことによって、筋肉を使い続けることが、滑舌を維持するのに大切だ。
口の機能が低下すると、食事に影響し、身体機能の低下にもつながる」
と指摘しています。
 
また、滑舌の悪さは、脳血管障害など、病気が原因のことがあります。

急に食べづらくなったり、話しづらくなったりしたら、歯科などで診察を受けることが必要です。



関連参照:
転倒は恐い! 
中高年からの筋肉作り     
だから、歩くのがいい 





2017年3月10日金曜日

たんぱく質が不足すると…

たんぱく質が不足すると、こういうことが起きる、
という話です。

ふつう、低栄養かどうかは、血液中の「アルブミン」という成分の量で判断されます。

普通の健康診断でわかります。

アルブミンはたんぱく質の一種で、血液中(血しょう)のたんぱく質の約6割を占めています。

つまり、低栄養とは、たんぱく賀不足のことなのです。

たんぱく質は、赤血球や血管、筋肉など、体のさまざまな組織をつくる材料です。

不足すると、貧血になりやすくなるだけでなく、血管がもろくなり、脳で破れて脳出血を起こすことも……。

また、免疫細胞の働きも弱まるため、肺炎や結核になるリスクも上昇します。

さらに、筋力が落ちて転倒しやすくなり、結果的に骨折しがちになります。

重篤な病気につながる可能性の高い低栄養が、ある食事の傾向を持つ人々を中心に、近年、増えてきているのです、

脳出血栄養不足などにより、脳の血管が破れやすくなる病気です。

栄養失調の人が多数いた戦後は患者数が多かった病気ですが、食生活の変化とともに減少してきました。

その代わりに増えてきたのが脳こうそく

血液中の糖や脂質が増えて脳の血管がつまる病気で、栄養失調とは逆の栄養過多が原因とも言われています。
 
ところがここ数年、脳出血による死者も再び増加傾向にあります。

その原因が、実は、現代の栄養失調「低栄養」が一因と考えられているのです。


関連参照:
血清アルブミン値を上げるには



2017年3月1日水曜日

足のトラブルは複合的に起こりやすい


足のトラブルは、単独に起こることはめったにありません。

複数のトラブルを併発していることがほとんどです。

 
例えば、外反母趾のある人は、ほぼ100%、開張足があります。

それに加えて、内反母趾(足の第5指《小指)が第1指側に変形している状態)やハンマートウ(第1指以外の指の骨が「く」の字状に曲がって固まった状態)、巻き爪や、タコ、ウオノメといったトラブルを併発することが珍しくないのです。


足のトラブルは大きく次の3つに分かれます

>骨の変形によって起こる病変(開張足、扁平足、外反母趾、内反小趾など)
>爪に起こる病変(巻き爪、陥入爪、肥厚爪、爪白癬など)
>皮膚に起こる病変(タコ、ウオノメ、水虫など)
 
また、骨に変形があると爪や皮膚の病気を合併しやすくなります。
 
例えば、外反母趾になると、指どうしが当たったり、重なったりします。

すると重なった指の爪が押されて巻き爪や肥厚爪(爪が上に重なって厚くなる状態)になったり、
靴に強く当たるところや、すれるところにタコやウオノメかできたりします。

フットケア外来に来られる巻き爪の患者さんを調べたところ、60%に外反母趾があり、98%に開張足がありました。

開張足は病気とはいえませんが、外反母趾や内反小趾のきっかけになる足病変とされています。
 
もちろん、単独で起こる病気もあります。

水虫のような感染症や、単純に靴にすれることで起こるタコウオノメ、爪の切り方に問題がある巻き爪などです。

それらは、単独で起こっているうちなら、適切に対処すれば比較的早く治ります。

女性は開張足になりやすいので、誰でも外反母趾になる素地を持っているといえます。

外反母趾があると、巻き爪になったり、その巻いた爪が皮膚に食い込んで炎症が起こったりしてきます。
 
さらに、足の第1指の外側にタコができて痛がったり、内反小趾を起こしていたり、と症状が2つ、3つと重なることがあります。
 
このように骨の変形をきっかけとして、爪や皮膚にトラブルが重複的に起こりえるのです。


関連参照:
だから、歩くのがいい。

中高年からの筋肉作り  
つまらんことでしょうか
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