2017年3月10日金曜日

たんぱく質が不足すると…

たんぱく質が不足すると、こういうことが起きる、
という話です。

ふつう、低栄養かどうかは、血液中の「アルブミン」という成分の量で判断されます。

普通の健康診断でわかります。

アルブミンはたんぱく質の一種で、血液中(血しょう)のたんぱく質の約6割を占めています。

つまり、低栄養とは、たんぱく賀不足のことなのです。

たんぱく質は、赤血球や血管、筋肉など、体のさまざまな組織をつくる材料です。

不足すると、貧血になりやすくなるだけでなく、血管がもろくなり、脳で破れて脳出血を起こすことも……。

また、免疫細胞の働きも弱まるため、肺炎や結核になるリスクも上昇します。

さらに、筋力が落ちて転倒しやすくなり、結果的に骨折しがちになります。

重篤な病気につながる可能性の高い低栄養が、ある食事の傾向を持つ人々を中心に、近年、増えてきているのです、

脳出血栄養不足などにより、脳の血管が破れやすくなる病気です。

栄養失調の人が多数いた戦後は患者数が多かった病気ですが、食生活の変化とともに減少してきました。

その代わりに増えてきたのが脳こうそく

血液中の糖や脂質が増えて脳の血管がつまる病気で、栄養失調とは逆の栄養過多が原因とも言われています。
 
ところがここ数年、脳出血による死者も再び増加傾向にあります。

その原因が、実は、現代の栄養失調「低栄養」が一因と考えられているのです。


関連参照:
血清アルブミン値を上げるには



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