むくみの状態は自分でたしかめることが出来ます。
まず、ふくらはぎを軽くもんでみてください。
どんな感触でしょうか?
本来、健康でむくみのない状態のふくらはぎは、ふんわりと柔らかく弾力があります.
ひんやりと冷たかったり、長距離を歩いたわけでもないのに硬く張っていたり、内側にコリコリとしたものが感じられたり、もむと痛みを感じたりする場合、それはむくみの一部を触っているのです。
次は足首を見てみてください。
アキレス腱やくるぶしははっきり見えますか?
足首が太いのは、遺伝や肥満のせいだと思っている人が多いようですが、それだけではありません。
リンパの流れが悪い状態が続くことで老廃物や毒素が溜まり、むくんでいるケースがほとんどなのです。
また、むくみがあると関節の動きも悪くなります。
「足元ぐるぐる体操」で足首を回す際に、カクカクとした動きになってしまう人は、
最初はゆっくりとしたスピードでいいので、しなやかな動きになるように意識しながら回すといいでしょう。
続けることで、むくみが解消されるとともに足が軽くなるのを実感できます。
人間の体内には、血管以外に全身に張り巡らされている「リンパ管」という経路があり、この管の中を流れる体液を「リンパ液」といいます。
また、リンパ管の所々には、約800個もの「リンパ節」があり、ウイルスや細菌の感染を防ぐ免疫機能と老廃物の濾過機能を担っています。
風邪をひいたときに耳の下が熱をもってふくらんでいるのを感じたことはありませんか。
病院で、リンパ節が腫れていると言われた方もいるでしょう。
これはまさに、リンパ節の中で「リンパ球」という免疫機能を待った白血球が、ウイルスと闘っている状態なのです。
これによって、体内に入ってきたウイルスが全身に回ることを阻止しているのです。
体内をめぐるリンパ液には、タンパク質や脂肪などの栄養素のほか、乳酸、アンモニア、尿酸などの老廃物も含まれています。
リンパ節は、フィルターのようにこれらの老廃物を取り除き、リンパ液をきれいにして心臓へ戻していくのです。
体内における下水道のような役割を果たしているといってもいいでしょう。
関連参照:
「むくみ」を知る
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