1960年の統計では、日本では脳梗塞が2割、脳出血が8割でしたが、2008年には脳便塞が6割、脳出血が4割という結果になっています。
これはライフスタイル、とくに食生活の変化によるところが大きいのです。
以前の日本の食事は野菜や魚が中心で、
一見ヘルシーに見えますが、実はとても多くの塩を使用していました。
そのため高血圧になる人が多く、高血圧は血管を硬くもろくするために、破れて脳出血を起こす人が多かったのです。
しかし、最近は脂質や糖分の多い西洋風の食事が増えてきました。
すると今度は、血液中にコレステロールや糖が多いドロドロ血液の人が増えます。
ドロドロ血液はまさに血管を詰まらせる原因となりますから、脳梗塞の人が増えるのです。
このように脳卒中はその時代の食生活と大きく関わっています。
現在の日本では、がん、心臓病、肺炎についで脳卒中は死因の第4位となっています。
しかも、そのうちの多くの人が何らかの介護を必要としています。
そして、脳卒中は寝たきりの原因の第1位でもあります。
一命は取りとめたものの、重い後遺症が残ったり、寝たきりになったりしてしまう人がいま非常に増えているのです。
しかし、普通の病気と違い何の前触れもないまま、ある日突然、半身に力が入らなくなったり、ろれつが回らなくなったり、今まで経験したこともないような頭痛に襲われます。
これらは脳卒中の前触れといわれてきましたが、すでに脳卒中の症状のひとつです。
この「脳卒中発作」を見逃さず、正しく対処することが、死や寝たきりからあなたを守る唯一の方法なのです。
関連参照:
中高年からの筋肉作り
つまらんことでしょうか
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