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2016年4月9日土曜日

「ゲノム編集」の専門学会。日本でも。

人や動植物の遺伝子を自在に切り貼りできる
新技術「ゲノム編集」の専門学会がこの4月、国内に初めて設立されることになった。

世界で激しい競争が進む分野なのだが、
日本は研究者が少なく出遅れていた。

大学や企業の専門家を集めて研究を底上げし、
ゲノム編集を活用した産業の後押しも図るという。

設立されるのは一般社団法人「日本ゲノム編集学会」。

生命科学や理工学、動植物学などの研究者と、遺伝子や製薬関連などの企業約20社が参加し、会員は約300人でスタートする見込み。会長には、山本卓・広島大教授(ゲノム生物学)か就任する。


さらに、こんなニュースも出ていました。

「ゲノム編集」の技術を使い、卵白アレルギーの主要な原因となるたんぱく質を持たないニワトリを作るのに成功したと、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などの共同研究チームが発表した。

低アレルギーの鶏卵開発などが期待されるという。この成果は英科学誌サイエンティフイック・リポーツに掲載されました。
 
チームは、ニワトリの有精卵から、精子の元になる始原生殖細胞を取り出し、ゲノム編集技術で遺伝情報を変え、卵白アレルギーの原因となるたんぱく質「オボムコイド」を作れなくした。

この細胞を他の卵に移植し、オポムコイドを作らない雄のニワトリを作製。さらに雌と交配を重ねて、オボムコイドを作る遺伝子をまったく持たないニワトリが誕生した。
正常に育っているといいます。


ゲノム編集:
生物が持つ遺伝情報を、自在に書き換える技術。
DNAを切断する「はさみ役」の酵素と、酵素を切断したい位置に案内する分子を使い、狙った遺伝子を壊したり、加えたりできる、というもの。
従来の遺伝子組み換え技術に比べ、格段に効率が上がった。

関連参照
ゲノム編集国産で

AI開発の国際ルール作り

酵素丸わかり
素晴らしき発酵食

和食の知識

和食・粗食を考える
中高年からの筋肉作り  
転ばぬように、歩き続ける方法
つまらんことでしょうか


2014年11月13日木曜日

精子の頭部に遺伝情報

精子の頭部には遺伝情報が入っている!


人の精子の全長は約60μmです。

全体は、頭部、中間部、尾部、終末部に分かれています。

頭部の長さは5μmしかありません。

しかし、この頭部には、核があり、この中に遺伝情報のDNAが入っています。


また、頭部の先端に受精時において卵に侵入するための機能を持つ「千体」と呼ばれるものがあり、ここに含まれている酵素を出して卵子の周囲にある透明帯に穴を開け、授精の手がかりとなる役目を果たしています。


精子は、鞭毛構造を使って活発に動きますが、そのエネルギーを供給するのが、中間部の存在するミトコンドリアです。


中間部や尾部、終末部にはDNA情報は認められず、受精後の機能することはないようです。

精子の鞭毛は、気管支などの鞭毛と同様に9+2の軸糸としての基本構造をもっています。

電子顕微鏡を用いるとその構造が見えます。

精子の運動率が低い精子無力症の中にはこの9+2の構造が壊れて9+0になっている場合があるようです。

このような構造の精子は運動がほとんどなく、自然に授精することはまずないので、顕微授精の適用となるようです。


関連参照:
ビタミン・ミネラル・便利事典
アディポネクチンの増やし方 
サプリメントとの付き合い方

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2014年3月20日木曜日

スイッチがオンとオフに。エピジェネティクス-3

これまでは、遺伝子DNAは親から受け継いだもので、その働きをかえることはできない、と考えられてきました。


しかし、環境によりDNAを変化させられる仕組みのいくつかが、最近明らかになってきました。


たとえば、そのひとつの例が、DNAのメチル化です。

DNAは4種類の塩基からなりますが、そのうちのシトシンにメチル基がつき、5-メチルシソシンになると、遺伝子のスイッチはオフ状態になって働かなくなります。

もうひとつわかっている仕組みとしては、
DNAが巻き付いているタンパク質のヒストンのアセチルです。


ヒストンにアセチル基がつくち、ヒストンはDNAから外れ、DNAの一部を露出し、ここにいろいろな転写因子などが結合して、新たな遺伝情報の発現となり、スイッチがオンにされます。

これとは反対に、アセチル化の低い状態のことを脱アセチル化と呼び、遺伝子の発現が抑えられる、スイッチがオフになるのだと考えられています。


この複雑なエピジェネティクスを説明する実験で、興味深いものが発表されました。

愛情が遺伝子を変化させているのではないかというのです。


関連参照:
遺伝子検査で何がわかるのか?
つまらんことでしょうか


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