新技術「ゲノム編集」の専門学会がこの4月、国内に初めて設立されることになった。
世界で激しい競争が進む分野なのだが、
日本は研究者が少なく出遅れていた。
大学や企業の専門家を集めて研究を底上げし、
ゲノム編集を活用した産業の後押しも図るという。
設立されるのは一般社団法人「日本ゲノム編集学会」。
生命科学や理工学、動植物学などの研究者と、遺伝子や製薬関連などの企業約20社が参加し、会員は約300人でスタートする見込み。会長には、山本卓・広島大教授(ゲノム生物学)か就任する。
さらに、こんなニュースも出ていました。
「ゲノム編集」の技術を使い、卵白アレルギーの主要な原因となるたんぱく質を持たないニワトリを作るのに成功したと、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などの共同研究チームが発表した。
低アレルギーの鶏卵開発などが期待されるという。この成果は英科学誌サイエンティフイック・リポーツに掲載されました。
チームは、ニワトリの有精卵から、精子の元になる始原生殖細胞を取り出し、ゲノム編集技術で遺伝情報を変え、卵白アレルギーの原因となるたんぱく質「オボムコイド」を作れなくした。
この細胞を他の卵に移植し、オポムコイドを作らない雄のニワトリを作製。さらに雌と交配を重ねて、オボムコイドを作る遺伝子をまったく持たないニワトリが誕生した。
正常に育っているといいます。
ゲノム編集:
生物が持つ遺伝情報を、自在に書き換える技術。
DNAを切断する「はさみ役」の酵素と、酵素を切断したい位置に案内する分子を使い、狙った遺伝子を壊したり、加えたりできる、というもの。
従来の遺伝子組み換え技術に比べ、格段に効率が上がった。
関連参照:
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