これまでは、遺伝子DNAは親から受け継いだもので、その働きをかえることはできない、と考えられてきました。
しかし、環境によりDNAを変化させられる仕組みのいくつかが、最近明らかになってきました。
たとえば、そのひとつの例が、DNAのメチル化です。
DNAは4種類の塩基からなりますが、そのうちのシトシンにメチル基がつき、5-メチルシソシンになると、遺伝子のスイッチはオフ状態になって働かなくなります。
もうひとつわかっている仕組みとしては、
DNAが巻き付いているタンパク質のヒストンのアセチル化です。
ヒストンにアセチル基がつくち、ヒストンはDNAから外れ、DNAの一部を露出し、ここにいろいろな転写因子などが結合して、新たな遺伝情報の発現となり、スイッチがオンにされます。
これとは反対に、アセチル化の低い状態のことを脱アセチル化と呼び、遺伝子の発現が抑えられる、スイッチがオフになるのだと考えられています。
この複雑なエピジェネティクスを説明する実験で、興味深いものが発表されました。
愛情が遺伝子を変化させているのではないかというのです。
関連参照:
遺伝子検査で何がわかるのか?
つまらんことでしょうか
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