2014年3月23日日曜日

温熱療法。ガンの知識--25

実証体質の人には温熱療法

温熱療法は、ガン細胞が熱に弱いという性質を利用した治療法です。


人間の体は、体温が41℃以上になると、免疫力が高まるということがわかっています。

がん細胞は正常細胞に比べて熱に弱く、体温の上昇でアポトーシスを起こして死滅します。

ガンの局所を温める方法として「ハイパーサーミア」があります。がん細胞を電磁波で42~43℃以上に加熱して叩く治療法です。

人間の体には、体温を一定に保つ働きがあります。

体内の正常な細胞が加熱されると、血管が拡張して血流量が増え、熱を体外に放出することで細胞を冷却します。

ところが、がん細胞では、温めても血管は拡張せず、血流量も変わらないため、熱が放出されずに細胞も冷却されません。

ハイパーサーミアは、その性質を利用して、ガン細胞のみを選択的に死滅させる のです。


ガン細胞以外の正常細胞にはダメージを与えないので、副作用もほとんどなく、体に負担が少ない治療法です。

治療費の目安は、1クール1~5万円ほどです。


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