2016年7月2日土曜日

「黒いもの」を食べる


土用の丑の日には、ウナギに限らず、また、その習慣が根付く前から、「黒いもの」を食べる習慣がありました。

実は土用は、「陰陽五行説」からきているのです。


四季は、「水火土金水」の五行に簡単にはあてはまらないのです。

そこで、四季に、春=木、夏=火、秋=金、冬=水をあて、
それぞれ90日間ある季節の終わりの18日間を、「土」としたのです。

そして、この土用の間にある丑の日、現在の7月28日前後を「土用の丑の日」としたのです。

土用の丑の日には、平賀源内の助言よりずっと前からウナギが食べられていたのです。

それは平安時代のことで、そのころは、ウナギに限らず「黒いもの」
はよいとされていたのです。

そこて、ナマズ、ハモなどが食べられていたのです。

黒いものは悪魔除けになると信じられていたこともあります。

邪気がやってくるのは、鬼門である丑虎(丑寅)=北東の方角からと考えられていたため、丑の日に、魔除けの黒いものをという発想が生まれたのです。

また、丑の日にちなんで「ウ」の字がつくものを食べるという習慣もありました。

例えば、梅干し、瓜などがたべられていたのです。


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