土用の丑の日には、ウナギに限らず、また、その習慣が根付く前から、「黒いもの」を食べる習慣がありました。
実は土用は、「陰陽五行説」からきているのです。
四季は、「水火土金水」の五行に簡単にはあてはまらないのです。
そこで、四季に、春=木、夏=火、秋=金、冬=水をあて、
それぞれ90日間ある季節の終わりの18日間を、「土」としたのです。
そして、この土用の間にある丑の日、現在の7月28日前後を「土用の丑の日」としたのです。
土用の丑の日には、平賀源内の助言よりずっと前からウナギが食べられていたのです。
それは平安時代のことで、そのころは、ウナギに限らず「黒いもの」
はよいとされていたのです。
そこて、ナマズ、ハモなどが食べられていたのです。
黒いものは悪魔除けになると信じられていたこともあります。
邪気がやってくるのは、鬼門である丑虎(丑寅)=北東の方角からと考えられていたため、丑の日に、魔除けの黒いものをという発想が生まれたのです。
また、丑の日にちなんで「ウ」の字がつくものを食べるという習慣もありました。
例えば、梅干し、瓜などがたべられていたのです。
関連参照:
和食のイロハ
転ばぬように、歩き続ける方法
つまらんことでしょうか
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