2015年11月18日水曜日

食生活指針の変遷 1

日本国民が、毎日食べる食品数を意識しはじめたのは、
1985年5月、厚生省(当時)が「健康づくりのための食生活指針」

のなかで、「1日30食品を目標に」と呼びかけて以来のことである。
 
当時、弁当・惣菜などの調理済み食品、加工食品、ファストフードなどが広く出回るようになり、
飲食店などの外食産業も急成艮した。

その結果、国民の栄養素摂取源か多様化したが、必要な栄養素の量比が偏っている可能性のあることか危惧された。

栄箆成分をバランスよく摂るためには、偏食を避けて、できるだけ多種類の食品を祖合わせて食べることが肝要だとして、その数値目標として1日30品目の食品摂取が、当時の「健康づくりのための食生活指針の中で提唱されたのであった。

具体的には、

●健康づくりのための食生活指針(1985年5月)

1.多様な食品で栄養バランスを
・1日30食品を目標に
・主食,主菜,副菜をそろえて

2.日常の生活活動に見合ったエネルギーを
・食べ過ぎに気をつけて,肥満を予防
・よくからだを動かし,食事内容にゆとりを

3.脂肪は量と質を考えて
・脂肪は摂り過ぎないよ引・こ
・動物性の脂肪より植物性の油を多めに

4.食塩を摂りすぎないように
・食塩は1日10グラム以下を目標に
・調理の工夫で,むりなく減塩

5.こころのふれあう楽しい食生活を
・食卓を家族ふれあいの場に。家庭の味,手づくりのこころを大切に

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