2015年11月8日日曜日

ニッポンの粗食を見直すー10。もち


ごはんの次に主食に適した食品、それは「もち」です。

野菜や魚と合わせたもち料理は、お楽しみのメニューになるでしょう。

炭水化物を多量に含む食品が数ある中で「主食」の座に君臨し続けるごはん。


成分以外の面で思い浮かぶごはんの優れた点は、

そのままでおいしく食べられる
野菜や魚介類と相性か良い
昔から食べ継がれてきた
毎日食べても飽きない

など。

これらを「主食の条件」とするなら、ごはんに次いで主食に適しているのは、「もち」なのです。

もちは特に野菜や魚介類との相性が良く、この点では麺類よりはるかに上です。


雑煮のように煮込むなら、どんな食材を一緒に入れても無理がありません。

腹持ちの良さという点では、ごはんにも勝ります。
 
もち料理をおいしくするコツは、一部分でもいいから、もちにこんがりとしたキツネ色の焼き目をつけること。

この「キツネ色」が、独特の風味をプラスし、もちの甘みも引き出します。

もち米の玄米で作る玄米もちも、おいしくてお薦めです。

玄米のごはんが苦手な人にも大好評です。



ところで、もちを買うときに注意すべき点が一つあります。

それは、100%もち米で作られた「本物のもち」を選ぶこです。


実は市販品の中には、「もちのような物」があるのです。

そのもちとは、原料にコーンスターチを加えたものです。

やたらと伸び、煮込むと溶けてしまう代物です。

コーンスターチの原料となるのは主に輸入トウモロコシです。

周知のとおり、遺伝子組み換え種が混ざっていないとは言い切れないのです。

瑞穂の国で、もち選びに気を使うのも妙な話ですが、気にとめておく必要はありそうです。

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●出典:幕内秀夫「ニッポンの粗食 ごはんの基本レシピ」より

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