ごはんの次に主食に適した食品、それは「もち」です。
野菜や魚と合わせたもち料理は、お楽しみのメニューになるでしょう。
炭水化物を多量に含む食品が数ある中で「主食」の座に君臨し続けるごはん。
成分以外の面で思い浮かぶごはんの優れた点は、
①そのままでおいしく食べられる
②野菜や魚介類と相性か良い
③昔から食べ継がれてきた
④毎日食べても飽きない
など。
これらを「主食の条件」とするなら、ごはんに次いで主食に適しているのは、「もち」なのです。
もちは特に野菜や魚介類との相性が良く、この点では麺類よりはるかに上です。
雑煮のように煮込むなら、どんな食材を一緒に入れても無理がありません。
腹持ちの良さという点では、ごはんにも勝ります。
もち料理をおいしくするコツは、一部分でもいいから、もちにこんがりとしたキツネ色の焼き目をつけること。
この「キツネ色」が、独特の風味をプラスし、もちの甘みも引き出します。
もち米の玄米で作る玄米もちも、おいしくてお薦めです。
玄米のごはんが苦手な人にも大好評です。
ところで、もちを買うときに注意すべき点が一つあります。
それは、100%もち米で作られた「本物のもち」を選ぶこです。
実は市販品の中には、「もちのような物」があるのです。
そのもちとは、原料にコーンスターチを加えたものです。
やたらと伸び、煮込むと溶けてしまう代物です。
コーンスターチの原料となるのは主に輸入トウモロコシです。
周知のとおり、遺伝子組み換え種が混ざっていないとは言い切れないのです。
瑞穂の国で、もち選びに気を使うのも妙な話ですが、気にとめておく必要はありそうです。
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●出典:幕内秀夫「ニッポンの粗食 ごはんの基本レシピ」より
関連参照:
和食の知識
中高年からの筋肉作り
転ばぬように、歩き続ける方法
つまらんことでしょうか
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