研究も進んでいて、長寿遺伝子を発見したガレンテ教授の同僚で、現在ハーバード大学准教授デーヴィッドーシックレア博士は、赤ワインに含まれているポリフェノールの一種「レスペラトロール」が長寿遺伝子の活性を高め、寿命を延ばすことを突き止めています。
レスベラトロールは、多少太っていても、効果を発揮します。
肥満が大いに問題になっているアメリカでは、いまもっとも注目を集めている成分です。
アルツハイマー病との関係で行われた研究は、アルッハイマー病になる宿命をもっているマウスで行われています。
このマウスが4ヵ月齢のときに赤ワインを薄めて与えました。
比較するマウスには同じ量のアルコールを与えました。それぞれ11]力月齢のときに記憶力
テストと、脳内のアミロイドβたんぱくの量、さらに老人斑の面積を調べました。
アルコールを与えた群はアルッハイマー病の症状が現れていましたが、赤ワイン群では記憶力も落ちず、アミロイドβたんぱくの量も老人斑もふえていませんでした。
赤ワインが明らかにアルツハイマー病を予防していたのです。
赤ワインには、数種類のポリフェノールが含まれています。
現在、どの成分がアルツハイマー病を防いでいるのか、研究が進んでいます。
ちなみにこの研究で使われてた赤ワインのブドウの種類は、カベルネソーヴィニヨン種でした。
関連参照:
「加齢」との付き合い方
シニアからの栄養学
中高年からの筋肉作り
サルコペニア予防
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