2015年2月20日金曜日

射精障害は「生活習慣病」 

脱感作療法的な治療は、早漏の治療にも用いられます。

ペニスを刺激し、射精しそうになったら止め、射精感が弱まったら開始し、徐々に射精までの時間を長くしていきます。


これを繰り返して射精をコントロールする方法です。


実は早漏を治す薬があります。

ひとつはトラマドールという痛み止めの薬ですが、日本では保険適応外のため自費診療となります。
 
もうひとつは、脳内のセロトニンの取り込みを妨げるSSRIという薬で、日本では抗うつ薬として処方されています。

実際に、アメリカのFDA(食品医薬品局)でも、早漏に有効であると認められているのです。


つまり、射精には脳内のセロトニンの取り込みが関与しているということになります。

この薬が効くということは、やはり射精は脳が行っている証拠でもあります。


わかりやすく言えば、早漏は「脳の病気」であり、射精障害を含む遅漏は「生活習慣病」です。

マスターベーションなどの生(性)活習慣を見直して改善することが必要なのです。

健康のために生活習慣を見直す、と簡単に言いましたが、実は容易なことではありません。

ダイエットのために生活習慣を変える、病気予防のために食生活を見直すなど、生活改善はどんな病気に対しても基本的なアプローチです。

ただし、マスターベーションや射精方法を変えるのは、そんなに容易なことではありません。


思春期の頃から始めて、すでに10年、20年とたっているようなクセや習慣は、突然見直すといっても難しいのです。

たとえるなら、
「今まで口で食べていたものを鼻で食べろ」と言われているようなものです。

改善できないわけではありませんが、それなりに時間と労力がかかる、ということを知る必要があります。



関連参照:
男性不妊の問題   
テンガ フリップライト/Tenga

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