体の機能を活性化するためにも、最初に成長ホルモンが分泌されるタイミング、運動直後の20分を目安に栄養摂取することがとても大事です。
たとえば、主婦の方が午前中スポーツクラブに行き、一通りエクササイズを終えたら、ちょうどランチタイムになったとしましょう。
このとき
「せっかくカロリーを消費したのだから、カロリーをとったらもったいないわ」
といって、お昼ご飯を食べるのを我慢したとします。
いかにもありそうなシチュエーションですが、これはとても残念なことです。
なぜなら、エクササイズすることでせっかく分泌された成長ホルモンを活用できないからです。
回復する力が最も活発化する、とっておきのチャンスを逃してしまうからです。
このような場合は、豆乳や100%果汁、野菜ジュースなどを飲むことをおすすめします。
コンビニエンスストアなどでよく売っている200ccくらいの小さなパックの豆乳かジュースを飲むだけで、その後の回復が違ってくるのです。
成長ホルモンが分泌されるタイミングで、少しでも体内に回復に使われる材料を入れておけば、疲労回復のスイッチが自然に入るのです。
そして、体が自然に疲労回復のモードになってしまえば、エクササイズを激しく行った後も、いつもと同じだけ家事ができるはずなのです。
実は、ここが第2の重要なポイントなのです。
運動をしたら、その後も少し頑張って体を動かすのです。
1回目の運動が話をしながら歩くくらいでは効果はありませんが、少し息が「はあっ!」と切れるくらい動くと、成長ホルモンというご褒美が出ます。
成長ホルモンが分泌された後というのは、脂肪が燃焼しやすい状態になります。
つまり、エクササイズをやった後に、ちょっと栄養補給して疲労回復のモードを作っておき、その後に、いつも通り家事をテキパキとこなしたら、それがイコール有効なエクササイズになるのです。
「せっかくカロリーを消費したのだから、食べない」などといってはいけないのです。
炭水化物を摂取することを怖がらないで、しっかり昼食を食べてほしいのです。
もしカロリー量が気になるのであれば、昼ではなく夕食でご飯を控えればいいのです。
それこそ、効果的なダイエットになるはずです。
体が材料を必要としているときに適切に摂取し、不必要なときに摂収しなければ、体へのダメージが少なく、正しい体脂肪の減らし方もできるのです。
しかも、体が材料を欲しがっているときに材料を入れずに、不足状態にしておくと、最悪の場合、栄養素の岡まりである自分の体を削って補填してしまうことになります。
常に身を削っているわけではないにせよ、足りなくなるとなんとか帳尻を合わせようとしてしまうのです。
慢性疲労、疲労性の骨折、疲労性の筋断裂などという障吉例を聞いたことがあると思いますが、それらは練習が厳しすぎたわけではなく、体が十分に回復していないために起こったことなのです。
練習直後の栄養摂取ができていないために、鉄欠乏性貧血になる選手や、総赤血球が少なくなってしまう選手がたくさんいます。
しかし、このような症状は、トレーニング直後の栄養摂取を徹底するだけで、かなり改善できます。
繰り返しますが、必要なときに体の材料となる食べ物を摂取しない場合は、体のどこかを削って使うことになります。
必要なときにしっかり補給することによって、運動で傷ついた体の修復をすれば、体の中をさらに傷つけるようなことにはならないのです。
関連参照:
スポーツと栄養と
素晴らしき発酵食
ビタミン・ミネラル活用事典
老化。焦げ・枯れ・錆びと
シニアからの栄養学
サルコペニア予防
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