2015年7月20日月曜日

笑顔をつくる→「幸せホルモン」が増える

笑顔健康は切っても切れないものです。

体調が悪い人や病気の人で、笑顔が輝いている人がなかなかいないように、健康状態は無意識のうちに表情にあらわれてしまいます。
 
これはただ笑顔=元気という印象の問題ではありません。
笑顔と健康が深い関係にあることは、医学的にも証明されているのです。
 
笑顔には、「幸せホルモン」セロトニンが関係しています。
うれしいこと、楽しいことがあると、脳からセロトニンが分泌されます。

セロトニンは顔の表情筋に刺檄を与えます。
ですからうれしいことがあると、日じりが下がり、口角が上がるのです。
 
実はセロトニンを増やす最も手っ取り早い方法が、この口角を上げることなのです。
なぜなら、「うれしい→セロトニンが出る→口角が上がる」の反対も成り立つことが、科学的に証明されているからです。うれしくなくても口角を上げていると、脳はセロトニンを分泌するのです。
 
もう少し詳しく説明すると、
口角があがるとその表情筋の動きが間脳(視床下部)に伝わり、セロトニンが分泌されます。

間脳は、いわゆる免疫のコントロールセンターです。
分泌されたセロトニンは全身に運ばれ、免疫にとって重要なNK細砲(ナチュラルキラー細砲)も刺檄します。

つまり、笑顔をつくるだけで免疫力もアップするというわけです。
いつも笑顔ではいられないという方もいるかもしれませんが、笑えることがなくても、つくり笑顔でも構いません。
意識的に口角を上げることで、脳はうれしいことがあったと錯覚し、セロトニンが分泌されるのです。

いつも目角を上げて、セロトニンのスイッチが入りやすくしてあげましょう。
1日1分、鏡の前で笑顔をつくる「好き好きエクササイズ」をおすすめします。やり方は簡単です。

鏡の前で1分間、「好き好き」というだけ。

「好()」で思い切りおちょぼ口にしたら、「」でしっかり口角を上げましょう。
口角を上げるのも口輪筋という筋肉ですから、繰り返すことで鍛えることができます。

1分も続けると、それなりにきついものです。その代わり効果は絶大です。
ほうれい線も薄くなり、顔のたるみ予防にもなります。

実際毎日続けた女性から「小顔になりました」「エステに行く必要がなくなりました」という嬉しい声が聞かれるのです。
 
また、実際にやってみると唾液がよく出ます。これは、唾液腺も刺激されるからです。
唾液は健康のバロメーターなのです。唾液がたくさん出るということは、若返りの効果や、免疫力のアップにもつながります。

「好き」というポジティブな言葉を発することも、脳にとってはうれしいことなのです。

「好き」以外にも、 「ハッピー」「ラッキー」なども口角を上げながら発することができるプラスの言葉なのです。
 
脳は、主語を認識できないといわれています。

口から出た言葉を、自分のことだと勘違いしてしまうのです。
ですから「まったくもう役立たずなんだから」などと他人を責めると、脳は自分のことを役立たずだと思ってしまうので、要注意なのです。

逆に「素敵ですね」と人のことをほめたら、脳は自分がほめられたと勘違いします。ですからどんどん人をほめましょう。

そして前向きな言葉を口にして、すてきな笑顔をつくりましょう

何よりセロトニンが分泌され、免疫力もアップするのですから。
 
「笑う門には福来る」とはまさにこのことで、笑顔は人を幸せにし、自分も幸せになれるのです。
 
ちなみに、舌も100%筋肉でできているので、鍛えることができます。

以下の「スマイルエクササイズ」をすると、口呼吸が直ります。
 
ラ行の発音は、舌先を上あごに当てておこなうことになるので、舌のトレーニングにもなります。
たとえば「ラッキー」といって、上あごに舌先を思い切り当ててみてください。



スマイルエクササイズ

「ハッピー」「ラッキー」と声に出すことで、表情筋や□輪筋を鍛えると同時に「幸せホルモン」セロトニンを増やす


「ハッ」で口を大きくあけて目を見開く。


「ピー」で口を思い切り横に開いて笑顔をつくる。


「ラッ」で再び口を大きくあけて目を見開く。


「キー」で口を思い切り横に開いて笑顔をつくる。





関連参照:
スポーツと栄養と
素晴らしき発酵食
ビタミン・ミネラル活用事典
老化。焦げ・枯れ・錆びと
シニアからの栄養学
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