2015年10月12日月曜日

専用のエネルギーで動く筋肉

筋肉中には、ブドウ糖とブドウ糖がいくつも枝分かれをして結びついた、グリコーゲンと呼ばれる貯蔵型の糖が多く存在しています。

糖が血液中と肝臓に蓄えられていることはよく知られていますが、体の中で糖をいちばん多く蓄えているのは筋肉中です。
 
私たちは、主にブドウ糖を中心としたエネルギー源を燃やすことで、生命を維持し活動をしています。

筋肉もまた、エネルギー源を燃やすことで動いているわけですが、筋肉は、その部分に蓄えられたグリコーゲンでしか動かすことができません。

たとえば腹筋運動を何十回か行った場合、もうこれ以上続けることはできないと思っても、背筋運動であれば、一息ついた後からなんなく始めることができます。
 
もしも、体中の筋肉に蓄えられているグリコーゲンをすべて腹筋のエネルギーとして使うことができたとしたら、全身が動かなくなるまで腹筋運動を続けることができるはずです。

そして、腹筋運動にすべてのエネルギーを使うことができたら、もうこれ以上は続けられないと思った時点で、他の筋肉も動かすことができなくなるはずです。
 
繰り返しになりますが、筋肉がエネルギー源にできるのは、その筋肉に貯蔵してあるグリコーゲンです。

そのため、特定の筋肉だけをずっと動かし続けることは不可能なのです。
 
一方、特定の部位を集中的に使う人は、その部分が発達しています。

筋肉が発達するということは、エネルギーの貯蔵タンクが大きくなるということであり、大きくなったタンクには、以前よりも多くのグリコーゲンが蓄えられることになります。

よって筋肉中に蓄えられるグリコーゲンの量が増えれば、増えた分だけ、その筋肉を動かせるようになります。
 
つまり、筋肉は、使うことでタンクを大きくし、タンクを大きくすることでより多くのグリコーゲンを蓄えるというように、バンプアップを繰り返すことによって発達しているのです。


適切なウェイト・トレーニングをしていれば、

「使う→壊す→治る→エネルギータンクが大きくなる」

というサイクルによって、自分のイメージ通りに筋肉を発達させることができるわけです。

 
逆に、動かすことのない筋肉というのは、エネルギーを蓄えておく必要がありません。

エネルギーが少なければ、たまにその筋肉を動かしたとしても、短時間しか動かすことができなくなります。

タンクを大きくしていくときと逆の流れ、負のスパイラルに陥るわけです。

好ましい例ではありませんが、最近、筋力のない子供が多いように思います。

正しい姿勢で立っていることができず、すぐにしゃがみ込んでしまったり、立ち居振る舞いも美しくありません。

筋力のメカニズムを知ることで、負に陥っているスパイラルに歯止めをかけ、適切な筋力を維持できるようになってきます。

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