2014年1月13日月曜日

穀物=「主食」という幻想

主食という概念が出てきたのは、人間が農耕を始めた時からです。

穀物を主食とする生活は社会の基盤を作ってきたという意味で重要なものです。

だが、主食を穀物で摂る、摂らないといけないと、いうのはある種の錯覚からきているのです。

それどころか、人体の生理的な特質を考えて見ると、人という動物は、穀物、特にGIの高い精製炭水化物を、主な食料とするような構造になってはいません。

生物にとって、命を支えるのに不可欠な機能には、それに支障が起こった場合に備えて、それを補完するような予備があるものです。

例えば、酸素と二酸化炭素を交換する重要機関である肺は左右二つあります

血液中の要らない物を排出する腎臓もふたつあります

どちらかひとつがダメになっても
もうひとつが健在ならばそれで生命を支えられるようになっているのです。

消化器官の場合でも、その一部がダメになっても、ほかの部分がその機能を補うようになります。

そのため、胃や腸の一部を切除しても、生命活動を維持できるわけです。

また、血糖値を下げるのではなく、血糖値を上げることに関しては人体にはさまざまなシステムが備えられており、ひとつがだめになってもほかが補完するようになっています。

これは、最低限の血糖値が確保されていないと細胞が機能障害を起こすからです。

このように、人にとって不可欠な機能に関しては、
それを補完するようなシステムが用意されているのです。

ところが、血糖値を下げるものとしては、唯一、インスリンがあるだけなのです。

つまり血糖値を下げて糖質をエネルギーとして利用することに関しては、それを補完するシステムが見当たらないということなのです。

糖質代謝にはインスリンの分泌が不可欠ですが、インスリンは膵臓のランゲルハンス島という部分に存在するβ細胞のみが分泌しており、このβ細胞がだめになればほかに予備はなく、すぐに糖質代謝は破綻してしまいます。

あまり頑健なシステムでないのに、その予備もないとすれば、もともと、糖質代謝のシステムそのものが、人体にとってそれほど重要なものではなかったと考えるのが自然でしょう。

つまり、人類は700万年の歴史のほとんどにおいて糖質に頼って生きておらず、
本来は、穀物を主な食料とするような動物ではなかったということなのです。

穀物を食べることが不可欠で、ましてそれが主食という感覚は単なる先入観であり幻想に過ぎないといえるのではないでしょうか。


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2014年1月12日日曜日

人はなぜ太るのか?--1

まずは、このメカニズムを知ることから。

ひとつには、人類の食の歴史。

糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素の中で、糖質(穀物)を主食とするようになったのは、せいぜいここ1万年ほどに過ぎないということがあります。

約400万年といわれる人類の歴史からすれば、
ごく最近の食生活の変化であるに過ぎないということが出来るのです。

つまり、糖質を摂取することに対して、人類は生理的にも備えがないのではないか。


次に、人がエネルギーを消費するメカニズムを知ることです。

エネルギーの源は、糖質、脂質、タンパク質ですが、タンパク質は体をつくるための素材となるので、主として糖質、脂質がその役目をになっています。

肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンは、必要に応じてブドウ糖に分解され、エネルギーとして取り出されます。

糖質が日常的に潤沢にあると、体はまず、
糖質から使おうとするようになって、脂質を使う回路が働きにくくなってくるのです。

それが、肥満の蓄積、肥満へとつながる構図なのです。つまり、太るのです。


逆に、糖質を減らした食生活を実行すると、
体は今度は脂質を使うように回路を組み替えてくるのです。

脂肪が消費されやすい体になるということです。

関連参照:
「加齢」との付き合い方
なんとなく調子がよくない


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2014年1月11日土曜日

放射線治療とは。 ガンの知識ー13

放射線を中心に、ガンの完治を目的に治療を行う対象としては、クビやノドのガン、食道ガン、肺ガン、乳ガン、子宮頚ガン、前立腺ガンなどがあります。

特に進行した場合には、化学療法(抗ガン剤治療やホルモン治療)を組み合せること(化学放射線療法)によって、さらに効果が増すと言われます。

一方、手術療法を主体として、手術の前や後に放射線療法を行うこともあります。

術前照射(手術の前の放射線療法)は、手術できないようなガンを手術可能にしたり、臓器を切り取る範囲を小さくして後遺症を抑える目的で行われ、頭頸部ガン(口腔ガン、咽頭ガン、喉頭ガン、鼻腔・副鼻腔ガン、唾液腺ガン、甲状腺ガン)や直腸ガンが代表的な対象です。

術後照射(手術の後の放射線療法)は、手術で取り残しがある場合や再発の予防を目的として、ほとんどのガンで行われています。

また、ガンを完治させる目的以外にも、患者のつらい症状をとるために放射腺療法を行う場合もあります。

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ガンと告知 された場合、まず情報をしっかり集めることが必要です。

信頼できるガン情報サイトの紹介
東京大学医学部附属病院放射線科の中川惠一准教授が紹介されている、
信頼できるガンの情報サイトは以下の通りです。是非、参照してみてください。

国立がんセンター「がん情報サービス」 
http://ganjoho.jp/public/cancer/index.html
各種がんの解説がイラスト入りで説明されています。50音順、領域別などでも検索可能です。
癌研有明病院「がん・医療サポートに関するご相談」
http://www.jfcr.or.jp/hospital/conference/cancer/index.html
わかりやすい解説が特長で、がんになって最初に読む入門編としては最良のサイトです。
日本対がん協会
http://www.jcancer.jp/
がんおよびがん検診に関する啓発を目的としたサイト。
がん情報サイト
http://cancerinfo.tri-kobe.org/
アメリカの国立がん研究所が配信する最新のがん情報の日本語訳があり、
世界の標準治療が簡単にわかります。

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2014年1月10日金曜日

目のチェック。体の違和感---2

目は、麻痺などでまぶたが下がってしまうこともあります。

目がかすむ、視野が欠けるなど、見え方に問題がないかチェックしましょう。

結膜や角膜、まぶたなど、眼球やその周囲の組織に変化がないか、などがチェックポイントです。

目の違和感で気をつけたいのが、目そのものの病気以外に、

脳や神経の病気でも見え方などに異常が出ることがあります。

たとえば、神経の麻痺でまぶたが下がっていたり、脳卒中で視力の異常が現れたりします。


目がかすむのは老化のせいなどと、勝手に判断するのは禁物なのです。

白目の部分に充血や黄色いにごりがないか見る。

黒目のところは黒目が大きく見えたり、黒目の回りに白濁がないかチェック。

まぶたの腫れはないのか。
腫れていたら、結膜の赤みをチェック、ひかないときは腎臓病のおそれもあります。
 

結膜の色もチェックしましょう。
目を閉じて、結膜(まぶたの裏側)を確認しましょう。充血、かゆみがあればけ結膜炎、青白いときは貧血の可能性があります。


目が乾く、ということ経験ありませんか。
もっとも多いのが、OA機器を使って仕事をする人に起こる眼精疲労です。

軽症ならば、市販の目薬で対処できます。

涙が分泌されにくくなったり、目がゴロゴロして疲れやすくなったりすると、ドライアイです。
これは治療が必要です。

ドライアイは、
・加齢で涙の分泌量が減るために起こる場合もあれば、
・涙腺の異常で涙の分泌量が減ってしまうシェーグレン症候群が原因で起こったり、
・関節リュウマチや、糖尿病の合併症として起こることもあります。

中年期以降の女性に多く見られます。

ちなみに、しっかりと開き、黒目、白目ともに傷がない状態で結膜はピンク色が健康です。

関連参照:  なんとなく調子がよくない  「加齢」との付き合い方


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2014年1月9日木曜日

延命と症状緩和。ガンの知識ー12

延命と症状緩和。

ガンが完治できない場合「延命」と「症状緩和」の2つが治療の目標になります。

ガンが再発すると、多くの場合完治は難しくなります。

この意味ではガン治療は一発勝負になります。

ガンが完治しない場合でも、
できるだけ長い間、元気に過ごしたいのです。

この「延命と症状緩和は同時に行う」という点は2007年施行された「がん対策基本法」という法律の柱になっています。

ガンの再発・転移は、多くの場合、
数年以内に亡くなることを意味しますが、ここがガンの冷酷・非情なところです。

延命にばかりこだわれば、抗ガン剤で体調がわるくなったりして、
一番したいことが出来ない、人生の総仕上げが出来ないということになりかねないのです。

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ガンと告知されたりした場合、まず情報をしっかり集めることが必要です。


信頼できるガン情報サイトの紹介
東京大学医学部附属病院放射線科の中川惠一准教授が紹介されている、
信頼できるガンの情報サイトは以下の通りです。是非、参照してみてください。

国立がんセンター「がん情報サービス」 
http://ganjoho.jp/public/cancer/index.html
各種がんの解説がイラスト入りで説明されています。50音順、領域別などでも検索可能です。
癌研有明病院「がん・医療サポートに関するご相談」
http://www.jfcr.or.jp/hospital/conference/cancer/index.html
わかりやすい解説が特長で、がんになって最初に読む入門編としては最良のサイトです。
日本対がん協会
http://www.jcancer.jp/
がんおよびがん検診に関する啓発を目的としたサイト。
がん情報サイト
http://cancerinfo.tri-kobe.org/
アメリカの国立がん研究所が配信する最新のがん情報の日本語訳があり、
世界の標準治療が簡単にわかります。

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2014年1月8日水曜日

顔から読む。体の違和感---1。

顔は、体調の変化をもっとも読み取りやすい部位です。

なかでも、顔色の変化は、家族ならいち早く気づくはずです。

女性の場合、化粧を落とした素顔をチェックできるのも家族ならではのことです。

表情にとぼしいときは、うつや神経症など心が原因です。

筋肉のこわばりがあるときはパーキンソン病(脳の障害)や強皮症(膠原病の一種)などがあります。

起床後2~3時間たってもむくんでいるときは腎臓、心臓、肝臓などの病気のおそれがあります。はれぼったく表情に乏しい時は粘液水腫(甲状腺の病気)の可能性があります。

できものなどがあるか。紅斑や水疱、しみがないかチェックしましょう。
口や鼻の周りが腫れていたら、その内側にできものがあることが多いです。

全体の色はどうでしょう。赤~土気色、黄色、青白い大別されます。
発熱で赤みがさすが、強すぎると赤身のときは内臓の疾患のこともあります。

麻痺がないか?
顔の片側がゆがむ、めが閉じられない、額にしわがよらない。

顔の筋肉がひきつりや「笑い顔」のときには顔面神経麻痺、まれに破傷風や狂犬病などの感染症の恐れもあります。

血の気があり、ピンクがかっている。目に光があり、はつらつとしていること、むくみや吹き出物などもない状態が健康である目安です。

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2014年1月7日火曜日

肉と魚が高齢者の知的な活動を支える

栄養素で重要なのが、肉や魚、豆類などに含まれるタンパク質です。

血液に含まれるタンパク質の約6割を占めているのが「アルブミン」というタンパク質です。

血液中のアルブミン量は、生命維持に欠かせない重要な働きをしています。

これまでの多くの老人の研究からアルブミン量が高く維持されている人ほど、長生きであることがわかっています。

また、知的な興味や探求、創作などの活動も高くなることが確かめられています。

アルブミンの元になるのは、肉や魚、卵などの動物性タンパク質です。
粗食やあっさりした食事ではありません。

アルブミンが低下すると、
体の抵抗力が失われ、さまざまな病気を引き起こしてしまう可能性がどうしても高くなるのです。

なお、かつて、日本で脳溢血が多かったのは、
肉類をあまり食べなかったことが原因のひとつだといわれています。


関連参考: 血清アルブミン値を上げるには

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