しかし、痛みで冷や汗が出たり、吐き気を伴うときは注意が必要です。
また、痛みが突然襲うときは急を要します。我慢は禁物です。
突然、激痛が襲い、かつ妊娠している可能性があるなら子宮外妊娠、
生ものを食べたとか飲食に心あたりがあるなら、食中毒や急性膵炎が疑われます。
原因に心当たりがないなら、どこが痛むかをチェックしましょう。
へそのあたりなら、急性虫垂炎(いわゆる盲腸)のあそれががあり、放置すると腹膜炎を引き起こし危険です。
みぞおちのあたりに冷や汗が出るほどの激痛が走る場合は、心筋梗塞や狭心症の可能性があります。
痛みが上に向かって枝走りするなら、胃潰瘍や十二指腸潰瘍で粘膜に孔があいたおそれがあります。
激痛と同時に真っ赤な血尿が出たり、逆に尿が出なくなったりしたら腎結石や尿管結石を考えます。
痛みが徐々に起こり持続する場合には、腹部の臓器が炎症を起こしている可能性があります。
炎症以外では、ストレスなどが原因となって大腸機能の異常が起こる過敏性腸症候群でも痛みが持続します。
腸管がつまってしまう腸閉塞や胆石症、尿路結石では痛みに一定の周期があります。
過敏性腸症候群は若者に増えていますが、それ以外は基本的に中年期に多い病気です。
なかでも心臓や尿路の病気は男性に急増しています。
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