高血圧や糖尿病などの生活習慣病は、複数の遺伝要因と食生活など複数の環境要因の相互作用で発症する多因子遺伝病とされています。
ゲノムプロファイル解析は、特定の疾患や病態のかかりやすさや病態の高リスクと関係する多数の遺伝子多型を同時に検出します。
その目的は、ビタミンの補充、環境曝露の回避、生活習慣の改善などのリスクを低下させる行為による疾患を予防するために行われます。
肥満や骨粗鬆症などのリスクを知ることができれば、それを回避するため生活習慣の改善やビタミンの補充を行おうというものです。
しかし、遺伝子多型やゲノムプロファイル解析を体質や病気のリスクの判断に用いるには、有用性がまだ十分に明らかにされていませんので注意が必要です。
遺伝子多型と疾患との関連の確認、さらに因果関係の証明や介入の有益性などを検討する必要があります。
それが明らかになった時点で、安心して遺伝子検査による体質や病気のリスク診断を受けることができることができます。
ですから、生活習慣病の体質が遺伝子検査で完全にわかるまでには、まだまだ、時間がかかりそうです。
関連参照:
中高年からの筋肉作り
「加齢」との付き合い方
つまらんことでしょうか
0 件のコメント:
コメントを投稿