2015年1月8日木曜日

ホッコリおなかとお酒の関係

低筋力+飲みすぎが、病気の原因をつくるという話。
 
「ビールをたくさん飲むと、ビール腹になる」とか「ビール腹になるから、ワインにしようかな」などと時折耳にします。

炭酸でおなかが膨れたり、カロリーが高いことを意識して使われているようです。

「ビール腹」の語源は、ビール樽のように前にも横にもおなかが出っ張っている状態を指し、飲んだビールがどうこうというわけではありません。
 
ビールそのもののカロリーは、中瓶上本で約200キロカロリー、ビールだけ飲んでいれば、単純にその本数を掛けたカロリーが体内に蓄積することになります。

しかし、ビールだけを飲んでいることはまれで、同時にいろいろなおつまみを食べますよね。

その摂取カロリーと1日の食事の総摂取カロリーが、1日の総消費カロリーを上回ればカロリーオーバーとなり、体内に脂肪として蓄積されます。これが体重の増加の原則です。
 
ビールを飲むと、どうしても油っこいものや味の濃いものが食べたくなるため、カロリーオーバーになってしまいます。男性は女性よりも内臓脂肪がつきやすいので、いわゆるビール腹になりやすいのですが、男性に限ったことではありません。
 
また、ビールでなく、ほかのアルコールでもカロリーがオーバーすれば同じです。

ワインでも、合わせる食べ物がバターたっぷりのフランス料理、肉料理やチーズなどハイカロリーなものだったら太りやすくなります。
 
では、カロリーの低いアルコールならいいかというと、たしかにアルコール度数の低いものほどカロリーは低いので、おつまみに気をつければいいのですが、比較的低カロリーの焼酎の水割りを飲みながら、カロリーの高い食べ物をたくさん食べていたら結果的にカロリーオーバーになってしまいます。
 
おなかが多少出ている程度ならまだいいのですが、手足は非常に細いのにおなかだけ出ているという人は注意が必要です。

手足が細くなっているのは、低筋力を起こしているからです。

 
筋肉量は20歳前後をピークに、年1%程度ずつ減っていきますがが、上半身よりも太ももやお尻など大きな筋肉(大筋群)が集まっている下半身から筋肉は落ちていきます。

下半身は自分の体重を支えながら活動しなければならないため、大筋群といわれるように大きな筋肉が集中しているのですが、その筋肉が痩せ細ってしまったら、パワーを使う活動ができなくなってしまいます。


 
足腰の筋肉が少ない=代謝が悪い状態で、毎日のように晩酌をしているとどうなるか?

内臓脂肪がどんどん体内に蓄積し、おなかだけがぽっこり出ていって、逆に足腰はどんどん細くなります。

上半身と下半身のバランスが大きく崩れてしまい、股関節や腰椎に負担がかかって椎間板ヘルニアになり、さらに胸椎と類推の湾曲も崩れ、さまざまな弊害をもたらすことになりかねません。

関連参照:
ビタミン・ミネラル・便利事典
サプリメントとの付き合い方 
「加齢」との付き合い方
アディポネクチンの増やし方 
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