2015年2月28日土曜日

運動器の衰えは40歳代から始まっている



「ロコモ」という言葉を聞いても、働きざかりのあなたにはまだ先の話であると思うでしょう。

ところが、運動器能力の低下は40歳代後半から始まっているという文部科学省の調査結果が出ています。

 
実際、自覚症状の有無にかかわらず、ひざや腰といった運動器の衰えが、レントゲンで確認できる程度にまでなる人の割合は、40歳代になると急に増加します。


これはまさしくロコモの初期段階です。

さらに、50歳を過ぎると腰やひざの痛みを訴える人が増え、骨がもろくなり骨折する人も現れ始めます。
 
2013年現在、40歳以上のロコモおよびその予備群は、4700万人いると推定されています。

2015年2月24日火曜日

健康長寿をおびやかす「ロコモ」

「歩く」「立つ」「座る」といった日常の動作は、筋肉・骨・関節などの複雑な連携で可能になっています。


体を動かすために必要なこれらを総称して「運動器(ロコモティブ・オーガン)」といいます。


ロコモティブシンドローム(通称ロコモ)は、運動器の機能低下が原因で移動能力の低下をきたし、介護が必要となっていることや、そのようなリスクが高まっている状態をいいます。

 
ロコモがおそろしいのは、運動器のひとつにトラブルが起こると、健康な他の部位にまで障害がおよび、全体がうまく機能しなくなることです。

そのため、移動能力は大きなダメージを受け、健康長寿を支える土台がくずれてしまいます。


運動器の機能低下は、転倒の要因となり、骨折や関節疾患を引き起こします。

これらは日本の介護制度の「要介護(要支援)」になる大きな原因の1つです。

要介護(要支援)状態になると、食事や排泄、着替えや入浴といった日常の基本動作がひとりではできなくなります。

終日横になって過ごすことも多くなりがちで、日常の活動量が大きく低下します。

高齢者はとくに、そうなってしまうと、身体全体の機能ばかりか、精神面もみるみる衰えて、認知
症のリスクを高めることにもつながります。
 
運動器の衰えを「年だから」と放置せず、改善のための対策を講じ、自分の足で歩く能力をキープ
することが望まれます。

自分の足で元気に歩く障害となる「ロコモ」について目を向けることが必要です。


関連参照:

転ばぬように、歩き続ける方法
「加齢」との付き合い方
シニアからの栄養学
中高年からの筋肉作り  
サルコペニア予防  

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2015年2月20日金曜日

射精障害は「生活習慣病」 

脱感作療法的な治療は、早漏の治療にも用いられます。

ペニスを刺激し、射精しそうになったら止め、射精感が弱まったら開始し、徐々に射精までの時間を長くしていきます。


これを繰り返して射精をコントロールする方法です。


実は早漏を治す薬があります。

ひとつはトラマドールという痛み止めの薬ですが、日本では保険適応外のため自費診療となります。
 
もうひとつは、脳内のセロトニンの取り込みを妨げるSSRIという薬で、日本では抗うつ薬として処方されています。

実際に、アメリカのFDA(食品医薬品局)でも、早漏に有効であると認められているのです。


つまり、射精には脳内のセロトニンの取り込みが関与しているということになります。

この薬が効くということは、やはり射精は脳が行っている証拠でもあります。


わかりやすく言えば、早漏は「脳の病気」であり、射精障害を含む遅漏は「生活習慣病」です。

マスターベーションなどの生(性)活習慣を見直して改善することが必要なのです。

健康のために生活習慣を見直す、と簡単に言いましたが、実は容易なことではありません。

ダイエットのために生活習慣を変える、病気予防のために食生活を見直すなど、生活改善はどんな病気に対しても基本的なアプローチです。

ただし、マスターベーションや射精方法を変えるのは、そんなに容易なことではありません。


思春期の頃から始めて、すでに10年、20年とたっているようなクセや習慣は、突然見直すといっても難しいのです。

たとえるなら、
「今まで口で食べていたものを鼻で食べろ」と言われているようなものです。

改善できないわけではありませんが、それなりに時間と労力がかかる、ということを知る必要があります。



関連参照:
男性不妊の問題   
テンガ フリップライト/Tenga

2015年2月19日木曜日

お酒はやっぱり赤ワイン

赤ワインについてはいろいろと取り上げられています。

研究も進んでいて、長寿遺伝子を発見したガレンテ教授の同僚で、現在ハーバード大学准教授デーヴィッドーシックレア博士は、赤ワインに含まれているポリフェノールの一種「レスペラトロール」が長寿遺伝子の活性を高め、寿命を延ばすことを突き止めています。


レスベラトロールは、多少太っていても、効果を発揮します。

肥満が大いに問題になっているアメリカでは、いまもっとも注目を集めている成分です。

アルツハイマー病との関係で行われた研究は、アルッハイマー病になる宿命をもっているマウスで行われています。

このマウスが4ヵ月齢のときに赤ワインを薄めて与えました。

比較するマウスには同じ量のアルコールを与えました。それぞれ11]力月齢のときに記憶力
テストと、脳内のアミロイドβたんぱくの量、さらに老人斑の面積を調べました。

アルコールを与えた群はアルッハイマー病の症状が現れていましたが、赤ワイン群では記憶力も落ちず、アミロイドβたんぱくの量も老人斑もふえていませんでした。

赤ワインが明らかにアルツハイマー病を予防していたのです。
 
赤ワインには、数種類のポリフェノールが含まれています。

現在、どの成分がアルツハイマー病を防いでいるのか、研究が進んでいます。

ちなみにこの研究で使われてた赤ワインのブドウの種類は、カベルネソーヴィニヨン種でした。


関連参照:
「加齢」との付き合い方
シニアからの栄養学
中高年からの筋肉作り  
サルコペニア予防  


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2015年2月17日火曜日

妻との距離を徐々に縮めていく 

ひとりでないと射精できない、AVでないと射精できないパターンの場合は、ご夫婦で取り組むことが必要です。


徐々に、奥さんとの距離を縮めていくようにするので、これも一種の脱感作療法と言えます。


たとえば、ひとりでないと射精できない場合。

  • 最初は隣の部屋に奥さんがいる状態でマスターベーションをして、
  • 次は奥さんが横で寝ている状況でマスターベーションをするようにします。

そして、

  • 今度は奥さんの手でマスターベーションをして、
  • 最終的には奥さんとセックスによって射精を目指すというものです。

徐々に距離を縮めて慣らしていくのですが、このときのポイントは、「必ずしも頭の中では奥さんのことを考えなくてもいい」というところです。

奥さんにしてみれば、なんて失礼な話、と思うかもしれませんね。

ただ、奥さんへの気遣いや遠慮、プレッシャーなどが原因になっているケースも多いので、頭の中の空想だけは自由に解放してあげることが大切なのです。

 
心因性の射精障害の場合は、奥さんの理解と協力が非常に重要でもあります。

といっても、その距離感は実に難しく、甲斐甲斐しく一生懸命協力をしようとすると、男性は余計にプレッシャーを感じて、治療がうまくいかないこともあるので非常に厄介です。


やはり第三者である医師やカウンセラーの介入が必要であり、自己判断をせずに相談することが
大切なのかもしれません。



関連参照:
男性不妊の問題  
テンガ フリップライト/Tenga


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2015年2月16日月曜日

真っ赤なトマトを食卓に

サケの赤い身に含まれているアスタキサンチンに強い抗酸化作用がありますが、ほかにも同じ赤い色素として注目したいのが、リコピンです。
 
リコピンが含まれているのが、トマトです。

野菜や果物の彩りをしている天然色素をカロチノイドといいます。

カロテノイドには、リコピン、α-カロテン、β1カロテン、ルテイン、βークリプトキサンチンなどがあります。

リコピンはトマトやスイカ、β1カロテンはニッシンやカボチャ、ルテインはほうれん草などの青葉、β-クリプトキサンチンはミカンなどに多く含まれています。

カロテノイドには、酸化を防ぐ働きかありますが、中でも作用が強いのがリコピンです。

リコピンの抗酸化力は抗酸化作用のあるビタミンEの100倍以上あるといわれています。

 
酸化のことですが、鉄に赤サビがついてもろくなった状態を思い浮かべてください。

頑丈な鉄も赤サビがついてくるとぼろぼろと崩れ、触れただけでも簡単に壊れてしまいます。

赤サビは、鉄が酸化されることによって発生します。
 
体の中でも、赤サビがつくような事態が起きています。体の中で赤サビをつくっているのが活性酸素です。

活性酸素は酸素から生まれますから、わたしたちが呼吸をしている限り、活性酸素が生まれてくると思ったほうがいいでしょう。


もちろん、体の中には、活性酸素を除去してサビを防ぐシステムがあります。

ところが、ストレスの多い現代都市生活では、排気ガス、紫外線、電磁波などが加わり、活性酸素が増えているといわれています。

そうした中で暮らしているわたしたちも、活性酸素によって酸化が進んでいると思っていいでしょう。
 

2015年2月14日土曜日

脱感作療法で徐々に慣らしていく

射精障害には実際にどんな治療法かあるのでしょうか。

治療効果は人それぞれで、すべての人に効くわけではありませんが、さまざまなアプローチがあります。

男性自身が行うもの、夫婦ふたりで協力し合って取り組んでいくものなど、病院で勧めている方法はいくつかあるのです。


まず、床オナなどの間違ったマスターベーションで射精障害になっているケース。

これは男性自身に取り組んでもらう「脱感作療法」を勧めます。
 

脱感作療法とは、花粉症の治療で耳にしたことかある人もいるかもしれません。


アレルギーの原因となる物質を極微量から体内に取り込んで、徐々にその量を増やしていき、
刺激に慣れさせていくという方法です。
 
手を使ったマスターベーションで、徐々にグリップする力を弱めていき、射精できるように慣らしていくのです。

その際、大切なのは押しつけないこと、強く握りすぎないこと、そしてリラックスした姿勢でおこなうことです。

脚ピンオナニ―に慣れている人は、決まった体勢で力を入れないと射精できません。

椅子に座って、あるいは横になっていてもいいのですが、体や脚に無駄な力を入れないようリラックスして行ってもらいます。
 
実はこの脱感作療法に有効なのが、男性用オナホールの「テンガ」HP参照)です。

数年前、テンガを見た瞬間から「これは射精リハビリテーションとして使える!」と思い、さっそく治療に取り入れている泌尿器の専門医がいます。

この医者、一時期はテンガのデータばかり集めて、学会発表もしたほどだといいます。

事実、床オナの圧迫でしか射精できなかった人の7~8割がテンガによるマスターベーション
で射精できるようになりました。
 
テンガは、最初はハードな黒から始めて、うまく射精できるようになったら、徐々に刺激の弱いタイプヘと移行します。

手によるマスターベーションでは、どうしてもグリップを強くしてしまう傾向かありますが、テンガの場合は一定のグリップ圧をキープできます。


医師も指導しやすく、脱感作療法をスムーズに進めることが可能です。

また、デザイン性が高く、治療に対する心理的な抵抗も抑えられるメリットがあります。

使い捨てで清潔を保つこともできますし、治療としては比較的安価に抑えられるのもポイントです。
 
テンガによってだいたい7~8割は射精できるようになるのですが、膣内射精に限ると、全体の2割程度なのです。

というのも不妊治療の一環で行うからので、あまり時間をかけていられないという理由があるからです。

不妊カップルは30代後半以上の人が多く、あまりここで時間をかけていると、逆に加齢によって妊娠しずらくなってしまいます。


そうなる前に人工授精や体外受精に踏み切る人も多いようです。




関連参照:
テンガ フリップライト/Tenga
男性不妊の問題   

2015年2月1日日曜日

勃起障害は薬で治る

性的な刺激を受けると、脳と勃起中枢の連携によって、ペニスの海綿体に血液が流れ込みます。

単純に考えればペニスに血液がどっと流れ込めばいい、と思うかもしれません。

血液が流れ込んできても、ためることができなければ、勃起をキープできないのです。
 
もともとペニスの海細体には、NO(一酸化窒素)という物質があります。

このNOが血管を広げてくれるおかげで、ペニスにたくさん血液が入り、勃起できるのです。


ところが同じく海綿体にあるPDE5という物質は、このNOの働きを妨げ、血流を悪くしたり、海綿体に血液がたまらないように働いてしまいます。

そこで活躍するのが、PDE5阻害薬です。

PDE5の働きをブロックして、ペニスに血液をため込み、勃起を維持させるのです。
 
勃起改善薬は血流を促進させるイメージがあるかもしれませんが、実際には血液を一か所にためておく「ダム」のような働きをしているのです。
 

3タイプの薬がありますが、それぞれの簡単な特徴を紹介しておきます。
 
バイアグラは1999年に発売された「元祖・勃起改善薬」です。

世界的にも有名で、定番の薬です。

食事の影響を受けるため、食後1時間以降に服用します。
 
レビトラは他の薬と比べて、最も効きめが早く現れる薬です。

個人差はありますが、服服用後15~30分で効いてくると言われています。

ただし食事の影響を多少受けるため、食後30分以降の服用が勧められます。

シアリスはいちばん新しい薬で、作用時間が長いのが特徴です。

人によって異なりますが、24~36時間効果が持続するそうです。

食事の影響を受けないため、食事時問を気にせず服用できます。

「若い人には長時間作用するシアリスが有効」といわれています。

不妊症の患者さんにはシアリスを好む人も多いです。

実際に若い人のEDにシアリスは有効で、8割以上の人が勃起してセックスできるようになりました。
 
もちろん薬には相性もありますし、適性や好み、服用してはいけない人など制限もあります。

ただし、勃起できないことを妻に言えずに悩んでいる男性には、この薬は大きな救いとなるでしょう。

子供が欲しいと願っているご夫婦で、夫がEDだと知らない妻は、セックスをしたがらない夫に対して、余計な不安や不信感を持ってしまうこともありますから。

男性はひとりで悩まず、医師に相談してみましょう。

不妊外来だけでなく、内科泌尿器科でも処方してもらえます。

ただし、怪しげな通信販売で購入するのはやめましょう。

まがい物や粗悪品もあるので危険です。

必ず医療機関を受診して、処方してもらうようにしましょう。


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