2015年4月20日月曜日

スーパー和食-2。昭和50年の「和食」

「スーパー和食」を知る

東北大学の研究チームは、厚生労働省の資料をもとに、昭和35年(1960年)から平成17年(2005年)までの日本人の食事を、年によって比較する実験を行いました。

そして、最も健康効果が高く、老化を遅らせ、長い寿命をもたらすのは、昭和50年の「和食」である、という結論を得たのです。

しかもそれは、肥満を一番抑えることもわかりました。
 
ここでいう「和食」とは、料亭や日本料理で供されるハレの食事ではなく、我々日本人が、普段食べている食事のことです。
 
昭相50年の食事は、ほかの年と比べて、突出してすぐれていたのでした。

その結果は、東北大学の研究チームに大きな興奮をもたらしたほどです。


それらはすべて遺伝子レベルでも確認できた、といいます。

代謝をよくする遺伝子や、老化を抑制する遺伝子が飛びぬけて多く発現するのです。
 
その結果、いろんなことがわかってきました。
たとえば、この「スーパー和食」をとっていれば、

無理なく10キロ落とせる
・出た腹は1ヶ月で引っ込む
シミ、シワ、肌の老化をストップ
・寿命が100歳になる。
ガンの発症が4分の1になる
・糖尿病のリスクが5分の1になる
認知症のリスクが4分の1になる


など「スーパー和食」のさまざまな優れた点を上げています。

左のグラフは、昭和50年、1975年当時の一般的な日本人の食事、1週間のメニューです。




ごく普通で、いまほど欧米化していないことも気づくと思います。


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●出典は東北大学・准教授、都築毅 著
『昭和50年の食事でその腹は引っ込む』講談社+α新書


関連参照:
スーパー和食。調査方法
素晴らしき発酵食
ビタミン・ミネラル活用事典
老化。焦げ・枯れ・錆びと
シニアからの栄養学
サルコペニア予防  



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