「人食いバクテリア」と呼ばれ、手足の壊死(えし)や意識障害を起こして死に至ることもある「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」。
これがいま、日本で流行しだしているのだ。
特にお年寄りは気をつけたい。
今年の9月6日までの患者数が302人で、過去最多だった昨年の270人という数字をすでに上回っている。
高齢者が重症化しやすいため、感染研は、手足の腫れや激しい喉の痛みなど感染が疑われる場合は、早急に医療機関を受診するよう呼びかけている。
この感染症は1987年に米国で見つかり、日本では92年に初めて報告された。
主な原因菌の「A群溶血性レンサ球菌」は特別な細菌ではなく、扁桃炎や飛び火、皮膚炎などを起こすが、通常は抗菌薬で治療できる。
症状がないまま喉などに保菌している子どももいるという。
だが、傷口などから細菌が体に入ると、重症化する場合がある。
初期症状としては手足の痛みや腫れ、38度以上の発熱などだが、進行は速い。
筋肉や筋膜を壊死させたり、血流に乗って全身に回り多臓器不全などを引き起こしたりすることもある。
また、発症して数十時間以内にショック状態で死ぬこともあると言われています。
治療法としては、ペニシリン系の抗菌役で早めの治療が必要とされています。
お年寄りの感染が多いので持病などで体が弱っている人は特に注意しなければなりません。
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