2014年8月30日土曜日

コミュニケーションと脳活性

人との関わりを楽しむことは、を大いに活性化させます。


人との会話は、単に言葉のやりとりだけで成り立っているのではありません。


声の感じや顔の身振り手振りなど言葉以上に真の気持ちを伝えることもあります。


相手の真意を理解し、コミュニケーションをとるためには、脳のいろいろな領域を働かせることが必要なのです。

実際、会話をしているときに、前頭前野を含めた脳の広い範囲が活性化してしていることが確かめられています。

目を合わせて話をすると、その働きがいっそう強まることがわかっています。



さらに興味深いのは、

見知らぬ人と話しているときより、家族や身近な人と会話しているときのほうが、

前頭前野の働きが強まる傾向が認められています。


関連参照:




2014年8月28日木曜日

首や肩が痛い、というのは。 


首や肩が生まれつき曲がっている人は、慢性的に痛みを抱えていたりします。


しかし、いつもと違う痛みや、痛みそのものが悪化していく場合は受診が必要です。


腕から手にかけてしびれる場合は、胸郭出口症候群が疑われます。

鎖骨と第一肋骨の隙間が何らかの理由で狭くなって、神経や血管が圧迫されて起こります。


教師とかよく腕を上げる職業の人に多い病気 といわれています。


中年期に急増するのが、頚椎の椎間板ヘルニアや頸部脊椎症、いわゆる五十肩といわれるものです。

五十肩は、肩関節周囲の腱などが小さく裂けたり、炎症を起こして発生します。


ある日突然激痛が始まり、半年ぐらいすると自然に治ることがあります。

原因ははっきりしていませんが、運動不足の人に起こりやすい といわれています。


関連参照:
なんとなく調子がよくない
「加齢」との付き合い方
つまらんことでしょうか


2014年8月26日火曜日

生活習慣病の体質診断 

高血圧や糖尿病などの生活習慣病は、複数の遺伝要因と食生活など複数の環境要因の相互作用で発症する多因子遺伝病とされています。


ゲノムプロファイル解析は、特定の疾患や病態のかかりやすさや病態の高リスクと関係する多数の遺伝子多型を同時に検出します。

その目的は、ビタミンの補充、環境曝露の回避、生活習慣の改善などのリスクを低下させる行為による疾患を予防するために行われます。


 肥満や骨粗鬆症などのリスクを知ることができれば、それを回避するため生活習慣の改善やビタミンの補充を行おうというものです。


しかし、遺伝子多型やゲノムプロファイル解析を体質や病気のリスクの判断に用いるには、有用性がまだ十分に明らかにされていませんので注意が必要です。


 遺伝子多型と疾患との関連の確認、さらに因果関係の証明や介入の有益性などを検討する必要があります。


それが明らかになった時点で、安心して遺伝子検査による体質や病気のリスク診断を受けることができることができます。


ですから、生活習慣病の体質が遺伝子検査で完全にわかるまでには、まだまだ、時間がかかりそうです。


関連参照:
中高年からの筋肉作り  
「加齢」との付き合い方
つまらんことでしょうか




↓クリックをお願いします。


2014年8月24日日曜日

腰や背中が痛い、ということ

運動不足や肥満によって腰や背中が痛むことがありますが、
普段の姿勢をとれないほどの痛みが続いたら要注意です。


市販の薬や湿布薬を1週間使用しても変化が見られなかったり、徐々に痛みが悪化したり、しびれや発熱などが見られたら、整形外科を受診すべき時です。


 世代でみてみると、急性腰痛症、いわゆるギックリ腰は40~50代によく起こります。



腰の筋肉が肉離れを起こすタイプは、運動不足に加え、
急に中腰の体勢をとったときに起こりやすいので普段から気をつける必要があります。


中年期以降の女性では骨粗しょう症が疑われます。

閉経後、女性ホルモンが少なくなることで骨の代謝に異常が生じ、骨が折れたりします。

知らぬ間に背骨が圧迫骨折をして背中が丸くなることもあります。


背骨の中には、脊髄神経が走っています。

そのため、何らかの異常が起こると、体の別の部分に症状が出ることがあります。


背骨の椎体部分が変形する変形性腰椎症や、
椎間板内の髄核がはみ出す椎間板ヘルニア、脊柱管を取り巻く骨や靭帯に
異常が起こる脊柱管狭窄症などでは、下半身にしびれやマヒがおこります。


骨や筋肉は加齢で劣化します。

高齢期の歩行障害は生活水準を大きく左右します。

サルコペニア の危険もはらんでいます。

腰痛の初期段階で整形外科などを受診して治療を行ったほうがいいでしょう。


関連参照:
中高年からの筋肉作り  
「加齢」との付き合い方
つまらんことでしょうか
スリムさんの感想



↓クリックをお願いします。




2014年8月22日金曜日

おなかが痛い

食欲があって、熱もない状態で、お腹が痛いときは、市販の整腸剤などで様子を見ればいいこともあります。

しかし、痛みで冷や汗が出たり、吐き気を伴うときは注意が必要です。

また、痛みが突然襲うときは急を要します。我慢は禁物です。

突然、激痛が襲い、かつ妊娠している可能性があるなら子宮外妊娠
生ものを食べたとか飲食に心あたりがあるなら、食中毒や急性膵炎が疑われます。

原因に心当たりがないなら、どこが痛むかをチェックしましょう。

へそのあたりなら、急性虫垂炎(いわゆる盲腸)のあそれががあり、放置すると腹膜炎を引き起こし危険です。

みぞおちのあたりに冷や汗が出るほどの激痛が走る場合は、心筋梗塞狭心症の可能性があります。

痛みが上に向かって枝走りするなら、胃潰瘍や十二指腸潰瘍で粘膜に孔があいたおそれがあります。

激痛と同時に真っ赤な血尿が出たり、逆に尿が出なくなったりしたら腎結石や尿管結石を考えます。

痛みが徐々に起こり持続する場合には、腹部の臓器が炎症を起こしている可能性があります。

炎症以外では、ストレスなどが原因となって大腸機能の異常が起こる過敏性腸症候群でも痛みが持続します。

腸管がつまってしまう腸閉塞や胆石症、尿路結石では痛みに一定の周期があります。

過敏性腸症候群は若者に増えていますが、それ以外は基本的に中年期に多い病気です。

なかでも心臓や尿路の病気は男性に急増しています。




2014年8月20日水曜日

便秘が続くのは 


3日以上、便がでないことを便秘症といいます。


大腸の蠕動運動がうまく働かずに、便が長く腸内にとどまるため便秘になる場合(機能性便秘)と、

腸のどこかに障害や腫瘍があって、便が排泄されずに便秘になる場合(器質性便秘

との2種類があります。


機能性便秘は、加齢や生活習慣、筋力の低下、性格などが原因となります。

命にかかわる病気ではありませんが、慢性的な便秘は、痔の原因にもなります。


薬物療法とともに、食事や生活を改善していく必要があります。

腸閉塞や大腸がんなどの器質的便秘では、初期症状はあまりありませんが、進行すると便秘と下痢を繰り返したり、血便が出ることがあります。

あんまり便秘が続く場合は、一度は検査を受けておくべきでしょう。


関連参照:
つまらんことでしょうか
スリムさんの感想
はてなブログ


2014年8月18日月曜日

下痢が続くのは

大腸で水分が十分に吸収されずに排泄された便が、下痢です。

大腸の動きが強くなりすぎて起こりますが、
原因は食べ過ぎや飲みすぎからストレスやウイルス感染までさまざまです。


 整腸剤などを飲めば、かんたんに治ることもありますが、強い痛みや発熱を伴う下痢には注意が必要です。


発熱と腹痛があり、水様便や膿の混じった便なら、ウイルス性の下痢、赤痢や食中毒が考えられます。

激しい下痢は体力を奪うだけでなく、消化吸収ができないために栄養失調を引き起こすこともあり、特に高齢者は気をつけてください。

慢性化している場合は、感染による下痢ではなく、精神的な問題のほうが大きいようです。

過敏性腸症候群は、性格的な要求も大きく作用しています。


関連参照:
つまらんことでしょうか
なんとなく調子がよくない
「加齢」との付き合い方



2014年8月16日土曜日

吐き気がする


吐き気嘔吐は、食中毒をはじめ、あらゆる不調で起こります。

腹痛か頭痛を伴う重大な病気が多いため、吐き気以外の症状にも注目しておく必要があります。


腹痛があれば、急性胃炎や膵炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍といった胃腸の病気を疑います。

もちろん、食道がんや胃の入口にできる胃ガンの可能性もあります。


 一方、頭痛を伴う場合や吐き気を伴わない嘔吐やカラ吐きの場合は、脳腫瘍や脳梗塞などの脳血管系の病気を疑います。

いずれも命にかかわる病気のおそれがあります。



吐き気が慢性化し、さらに胃腸に違和感があれば、消化器科を、頭に違和感があれば脳神経外科などを受診すべきでしょう。

視力障害、めまいがあれば、メニエール病や緑内障の可能性もあります。

耳鼻科や眼科を受診してください。



関連参照:
なんとなく調子がよくない
「加齢」との付き合い方
つまらんことでしょうか

2014年8月14日木曜日

胸焼けがする?  

食べ過ぎたり、アルコールを飲んだ、というようなハッキリとした原因がないのに胸焼けがする場合は、まず胃潰瘍、十二指腸潰瘍を疑います。


胃や十二指腸の粘膜がただれて潰瘍ができると、腹痛とともに、胸焼けや胃もたれ、ゲップなどが起こります。


原因はピロリ菌の感染やストレスによる胃酸過多です。


それぞれ薬物療法で対処します。


いずれも、中年期に多く見られます。


気をつけたいのは、胃液や胆汁が食道に逆流して炎症を起こしている場合です。

逆流性食道炎と呼ばれ、とくに高齢者に増えつつある病気です。


さらに食道裂孔ヘルニアや食道アカラシアなども、常に胸焼けを起こします。


慢性化すると、食道がんを引き起こしかねません。

頻繁に胸焼けが起こる場合は消化器科を受診する必要があります。


関連参照:
「加齢」との付き合い方
つまらんことでしょうか
スリムさんの感想
はてなブログ



記憶術




↓クリックをお願いします。



2014年8月12日火曜日

ガンには兵糧攻めが肝心

ガンにかかった場合、気をつけるべき具体的な生活習慣をみていきます。

ガンにかかった場合、多くの人は、抵抗力をつけてガンに打ち勝とう、と一生懸命栄養を摂ろうとします。

西洋医学の治療でも、ガンの術後の患者の体力を補うために、高栄養の点滴などを与えることがあります。

しかし、これはかえってガンを悪化させることにつながるのです。

がん細胞は、栄養を取り込んで増殖します。


とくに、栄養価の高いものや糖分を多く含んだ甘い飲食物は、逆にガン細胞を成長させ、増殖や転移を促進してしまいます。


抗がん剤が良く効くのも、強い副作用によって吐き気が起こり、食欲が減退して、栄養状態が悪化した結果だと考えられています。

ただしこれを長く続けていれば、体力が衰えて、病状がさらに悪化してしまいます。


ここで、重要なのは、

高栄養や甘いものを控える「兵糧攻め」なのです。

ガンには粗食がよいのです。


 参考になるのは、漢方で有名な丁宗鐵先生のご意見で、

 「西洋医学では、体力を低下させないように栄養を十分摂るように指導を行います。

 摂取した栄養はすべて吸収されると考えるからです。

それに対して漢方の考え方に沿った治療では、栄養の吸収率には個人差があるととらえます。

そのため、むしろ食事の回数を減らし、食べられるものだけを無理せず食べる、というような食事指導を行います。

余計な栄養は、ガンの進行を早め、転移しやすくさせると考えるからです。」
 (「がんにならない生き方」)

ガン患者の9割は漢方で言う「実証」体質の人です。

これらのガン細胞は、より強く栄養を欲する傾向があるため、粗食にするべきだ、といいます。


関連参照:
「加齢」との付き合い方
つまらんことでしょうか



記憶術




↓クリックをお願いします。


2014年8月10日日曜日

せき・たんがでる


せき は、鼻から肺へと続く気道に異物が入ったときに外へ出そうとする生理的な反応です。

 一方たんは、気道に入ってきた細菌やホコリなどが分泌物と一緒になったものです。

せきとたんが出たら気道や肺の異常、気管支炎、咽頭炎、肺結核などを疑います。

もっとも気をつけなければいけないのは、
乾いたせきと血の混じったたんで、これは肺ガンの疑いがあります。

 喫煙者はせきが慢性化していることがありますが、中年期以降で血痰が出たり、せきが数週間以上続くようであれば、必ず呼吸器科で検査を受けてみる必要があります。


 関連参照:
なんとなく調子がよくない
「加齢」との付き合い方


記憶術
川村明宏のジニアス記憶術


↓クリックをお願いします。


2014年8月8日金曜日

鼻汁が出るのは

鼻汁が出るというとき、多くの場合は風邪の初期かアレルギー性鼻炎です。

アレルギー性鼻炎は、花粉症ハウスダクトダニカビなどが原因で特定することができます。


注意が必要なのは、鼻水を放置して悪化させてしまい、副鼻腔炎を引き起こすことです。


膿状の鼻汁が出て、気管支炎や中耳炎、さらには髄膜炎まで引き起こすことがあります。


特に高齢者では長引きます。


また、片側の鼻から異臭がしたり血が混じった鼻汁が出る時は、鼻や顎の腫瘍の疑いがあります。


関連参照:
つまらんことでしょうか
スリムさんの感想
はてなブログ


2014年8月6日水曜日

足がつる、ということ

足がつるとは、こむら(ふくらはぎ)の筋肉が痙攣して縮み、伸ばせなくなった状態(こむら返り)のことです。


筋肉が疲労していたり、運動不足だったりすると、
いざ動こうとしたときに筋肉と神経がうまく連動しません。


激痛が走りますが、つってもしばらく我慢すればもとに戻りますから、医療機関にいくことはないでしょう。


ただ、日常的にこむら返りが起こる場合は、受診が必要でしょう。


ミネラル分不足していたり、糖尿病や肝臓の病気、動脈硬化などのおそれがあります。


高齢者や妊婦に起こりやすいので気をつけましょう。



関連参照:
つまらんことでしょうか
スリムさんの感想
はてなブログ
わからんこと


記憶術




↓クリックをお願いします。

2014年8月4日月曜日

のぼせることないですか

気温の変化や精神的な興奮などの原因がないのにのぼせるときは、自律神経やホルモンの異常が考えられます。

火照りは、顔だけに起こる場合もあれば、全身に起こる場合もあります。

もっとも、一般的なのが中年期の更年期障害です。

女性の場合、閉経によってホルモンの分布量が減ります。

女性ホルモンは血液の流れや自律神経にも影響を与えているため、バランスが乱れて、のぼせが起こります。

甲状腺機能亢進症や高血圧、あるいは糖尿病などでも同様の症状が起こります。

更年期障害と間違えやすいので受診が必要です。

更年期障害の症状は、
個人差が大きく、婦人科や女性外来などで相談しながら対処するのがいいでしょう。


 関連参照:
上手に生きる更年期
「加齢」との付き合い方
つまらんことでしょうか



記憶術




↓クリックをお願いします。

2014年8月2日土曜日

足元がふらつく

足元がふらつくことないですか?

  
若い人の場合には、自律神経失調症によって起こる起立性低血圧のことが多く、頭を急に動かした時に瞬間的にめまいが起こりますが、すぐに治ります。


中年期以降のふらつきには、めまいを伴う脳神経の病気内耳の異常なども考えられます。


また、脊髄小脳変性という小脳、脳幹、脊髄などに病変が起こる原因不明の神経変性疾患では、筋力はそのままなのに運動が出来なくなります。


ろれつが回らなくなるなどの症状を伴いますから、異常があったら脳神経外科などで精密検査を受けたほうがいいでしょう。


また、高齢者の場合は、筋力やバランス能力などの運動機能の低下のほかに、薬の副作用や栄養不足で低血糖を起こしふらつくことがあります。



ふらついて転倒などしてしまうと、それが原因で骨折し、そのまま寝たきりになる恐れもあります。


 関連参照:
アルブミン値を上げるには
転ばぬように、歩き続ける方法
「加齢」との付き合い方

記憶術




↓クリックをお願いします。