ガンにかかった場合、気をつけるべき具体的な生活習慣をみていきます。
ガンにかかった場合、多くの人は、抵抗力をつけてガンに打ち勝とう、と一生懸命栄養を摂ろうとします。
西洋医学の治療でも、ガンの術後の患者の体力を補うために、高栄養の点滴などを与えることがあります。
しかし、これはかえってガンを悪化させることにつながるのです。
がん細胞は、栄養を取り込んで増殖します。
とくに、栄養価の高いものや糖分を多く含んだ甘い飲食物は、逆にガン細胞を成長させ、増殖や転移を促進してしまいます。
抗がん剤が良く効くのも、強い副作用によって吐き気が起こり、食欲が減退して、栄養状態が悪化した結果だと考えられています。
ただしこれを長く続けていれば、体力が衰えて、病状がさらに悪化してしまいます。
ここで、重要なのは、
高栄養や甘いものを控える
「兵糧攻め」なのです。
ガンには粗食がよいのです。
参考になるのは、漢方で有名な丁宗鐵先生のご意見で、
「西洋医学では、体力を低下させないように栄養を十分摂るように指導を行います。
摂取した栄養はすべて吸収されると考えるからです。
それに対して漢方の考え方に沿った治療では、栄養の吸収率には個人差があるととらえます。
そのため、むしろ食事の回数を減らし、食べられるものだけを無理せず食べる、というような食事指導を行います。
余計な栄養は、ガンの進行を早め、転移しやすくさせると考えるからです。」
(「がんにならない生き方」)
ガン患者の9割は漢方で言う
「実証」体質の人です。
これらのガン細胞は、より強く栄養を欲する傾向があるため、粗食にするべきだ、といいます。
関連参照:
「加齢」との付き合い方
つまらんことでしょうか