日本の事情を知らない方に簡単に説明すると、
たとえば、就職活動は「就活」。
結婚したい人があれこれ結婚のために動いて活動することは「婚活」という具合だ。
さて、誰にでもいつかは訪れる死。人生の最期。
この準備の事を「終活」などと呼んでいる。
それに伴う葬儀や墓、遺産の相続などについて、生前から計画・準備しておくのが終活の主な中身だ。
企業や団体では、無料で説明会を開催したり、相談窓口を設置しているところもある。
エンディングノートや遺言の書き方、葬式の種類と長所・短所、相続の対策……。
さて、新聞に紹介されていたのはこんな例。
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12日、イオンの葬祭事業子会社「イオンライフ」が千葉市の「イオンモール幕張新都心」で開いた「終活フェア」では、高齢者らが講師の説明に熱心に聴き入っていた。
参加は無料で、妻(66)と参加した男性(71)は
「いかに費用をかけずに葬式を行うか、という話が参考になった」と述べた。
イオンライフは、こうした終活関連のフェアや相談会を全国で年間約100回開催している。
電話では1日24時間、年中無休で、葬儀などの相談に無料で応じている。
また、一般社団法人「終活カウンセラー協会」は終活に関する検定試験を実施し、合格者を「終活カウンセラー」に認定している。
同協会監修のインターネットサイ卜「終活相談ドットコム」では、
登録している全国約1000人の終活カウンセラーの氏名や連絡先を、市区町村別に紹介している。
その職業は葬儀社や金融機関の社員、自営業者、主婦など様々で、ほとんどが電話や電子メーを受け付けているという。
また、SMBC日興証券は今月、「相続相談マネージャー」を大都市圏の10支店に配置した。
今年中に国内全支店の9割近くの109支店に置く予定だ。
このマネージャーは、相続に関する社内資格や終活カウンセラー協会の認定資格を取得している。そして、月に1回ぽど無料でセミナーなどを開催している。
また、「体験サービス」もある。
クラブツーリズムは、墓石の代わりに樹木や花の下に遺骨を埋める「樹木葬」の見学や、遺骨を粉末状にして海にまく「海洋散骨」の模擬散骨ができるツアーを首都圏で月に2、3回開催している。
料金は1万円前後で、全国から参加者が訪れているようだという。
あなたもそろそろ準備が必要ですか?
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