2014年12月15日月曜日

動脈硬化を抑えるアディポネクチン

糖尿病やメタボリックシンドロームの本当の怖さは、合併症に潜んでいます。
 
たとえば、糖尿病を長期間放置していると、三大合併症(糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害)にかかるリスクが高まります。
 
さらに、脳血管障害、虚血性心疾患、糖尿病性壊疸など大血管障害を招いたり、高脂血症や慢性感染症、胆石などを発症するなど、全身にダメージを与えます。

糖尿病は合併症の病気」といわれ、恐れられるのはこのためです。

 
アディポネクチンは、これらの糖尿病の合併症と関係の深い動脈硬化に対し、抑制作用を持っていることが次の実験などであきらかになりました。

動脈硬化性疾患マウスとアディポネクチン遺伝子過剰発現マウス(アディポネクチンを大量に放出するマウス)を交配してつくったマウスを解析すると、アディポネクチンは、マクロファージによる脂肪合成を抑制し、マウスの動脈硬化の進行を抑えます。

さらに、アディポネクチン欠損マウスは、血管の炎症性内膜肥厚が亢進することを照らし合わせると、アディポネクチッは動脈硬化抑制効果を備えていると考えられます。


マクロファージは、生体内に進入した細菌などの異物を捕えて細胞内で消化する、大型のアメーバ状の細胞です。

ところが、マクロファージは過剰に蓄積された脂肪組織内に侵入し、炎症を起こすほか、内臓脂肪細胞の分化、成熟、サイトカイン分泌機能、脂肪分解などに大きな影響を与えながら、脂肪組織をコントロールしていることが臨床的にわかっています。

したがって、アディポネクチンの放出量が多ければ多いほど、心血管障害のリスクが低くなります。

そのほか、アディポネクチンは、悪玉サイトカイン、高血糖、高血正、喫煙習慣ななどで傷ついた血管に入り込み、修復する働きをもっているといわれています。





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