2014年9月6日土曜日

待機療法をとる。前立腺ガン 

前立腺ガンは、血液中にある前立腺に特異なタンパク質を見るクリーニング検査(PSA検査)の普及で、ごく早期のガンも発見されるようになりました。



ほかのガンであれば、初期でもガン細胞が発見されれば手術による切除や放射線治療などを第一に考えるのですが、前立腺ガンの場合は、悪性度が低いと判断されると、すぐに治療を行わずに様子を見ることがあります。




ですから、「治療しないガン」「待機療法をとるガン」などと呼ばれることがあります。




前立腺ガンは一般的に進行が遅く、ガンが進行・転移して命に関わるまでには長い年月がかかることから、ガンの分裂・増殖スピードに相関性のあるPSAの検査値の増加を定期的に確認した上で、進行が遅いと判断できれば、治療をせずにしばらく様子を見るのです。



生活の質が低下することが少なくないガン治療には「治療による障害や副作用」がつきまとうことがあることなどからこうした処置をとることがあるようです。


ただ、もちろん「前立腺ガンを治療しない」という選択には「ごく早期・PSA値が低い・組織の悪性度が低い」ことが前提です。



今後さらに早期発見が定着すれば「ガンと共存しながら生き終える人」が増えていくことでしょう。



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