めまいには、ぐるぐるまわっているように感じる回転性とふわふわ浮いているように感じる浮動性があります。
原因のほとんどは平衡感覚をつかさどる耳と脳の問題で、内耳に問題があると、耳鳴りを伴うことがあります。
中年期の男性では、発作性高血圧症、
女性では貧血や更年期障害でもめまいが生じます。
緊急度の高いのは、手足のしびれや燕下困難(つばなどが飲み込めない)などを伴う場合で、脳梗塞や脳腫瘍などが考えられ危険です。
ぐるぐるまわるめまいで耳鳴りを伴う場合は、メニエール病です。
内耳の三半規管のリンパ液がストレスや疲労によって増え、20分から半日めまいが続きます。
耳鳴りを伴わず、頭を動かしたときにめまいが起こるのは良性発作性頭位めまい症です。
加齢や女性ホルモンの影響で平衡感覚をつかさどる内耳の耳石が剥がれ落ちるためだといわれています。
これは中年期の女性に多く、2分程度のめまいを繰り返します。
ですが、だいたい3ヶ月から数ヶ月で自然に治りますが、
心配であれば、内科や耳鼻咽喉科を受診したほうがいいでしょう。
また、前庭神経炎というのがあります。
風邪をひいた後などに激しい回転性のめまいが起こります。
三半規管と脳をつなぐ前庭神経に炎症が起こるために発症し、耳鳴りはありません。
逆に耳鳴りや難聴だけが起こるのは突発性難聴です。
聞こえをつかさどる蝸牛神経に及ぶとめまいを伴います。
ほかに、自律神経失調症、低血圧が引き起こす起立性低血圧症、心因性のめまい、小脳梗塞など、さまざまな病気・症状があります。
めまいのきっかけ、頻度、強さなどを把握して、めまいが残っているうちに耳鼻咽喉科などを受診するのが良いでしょう。
関連参照:
中高年からの筋肉作り
「加齢」との付き合い方
つまらんことでしょうか
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