虫の羽のたたみ方をじっと見つめて連続写真で調べた結果、大きなヒントを得たという話です。
これが将来、人工衛星の太陽電池パネルや雨傘の折りたたみ方の改良などに役立つ可能性があるという。
カブトムシやテントウムシと同じ甲虫の仲間であるハネカクシが、羽を素早くコンパクトに折りたたむメカニズムを解明したと、東京大の斉藤一哉助教(宇宙工学)の研究グループが発表した。
ハネカクシの一種(体長約6ミリ)が素早く羽を広げたり、たたんだりする様子を、1秒間に500回撮影できるハイスピードカメラで調べた。
その結果、ハネカクシの羽を収める部分は非常に狭いが、腹部を上下させながら、器用に左右の羽を重ねて、Z状にしまっていた。左右で折りたたみ方が異なり、折り目も非対称だった。
この論文は、米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。
束京都市大の渡辺力夫准教授(宇宙工学)は「非常に興味深い内容で、新たな構造を考える上でヒントになる」と話している。
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