日本女性の4人に1人は貧血だといわれています。
貧血とは、血液中のヘモグロビンの量が減少した状態をいいます。
ヘモグロビンは体のすみずみまで酸素を運搬する働きをしています。
これが不足すると全身の細胞で酸素不足が起こり、めまい、動悸・息ぎれなどの症状があらわれます。
鉄分はヘモグロビンの材料のひとつです。鉄分不足からヘモグロビンが不足します。
これが鉄欠乏性貧血で、貧血の80%以上はこれに当たるといわれています。
40歳前後のプレ更年期になると、女性ホルモンが減少するので生理不順や、子宮筋腫などによる出血量の増加などで失血しやすくなり、貧血になりやすくなります。
また、加齢により、このころから鉄分の貯蔵庫である肝臓の働きが鈍ってくることも貧血になりやすくなる原因です。
そろそろ無理なダイエットは限界なのです。女性によく見られる極端な偏食も卒業しなければなりません。
日ごろから鉄分を含む食品を積極的にとるようにし、鉄分不足を解消するようにしましょう。
鉄分を含む食品の代表はレバーや魚の血合いなどです。
動物性食品に含まれるヘム鉄は植物性食品に含まれる非ヘム鉄より腸での吸収率がすぐれています。
レバーや血合いがどうしても苦手な人は、野菜や海藻からとるようにしましょう。
とくにワカメには、鉄分、銅、コバルトなどの血をつくるのに必要なミネラルが含まれています。
鉄分を含む野菜の代表はパセリです。
100グラム中に9.3ミリグラムもの鉄分を含んでいます。といってもパセリは大量に食べる野菜ではないので、できるだけ毎日ほうれん草、小松菜、菜の花、ブロッコリーなどの鉄分を多く忿む野菜のどれかを食べるようにしましょう。
ビタミンCは鉄分を体内で吸収されやすい形に変える働きがあります。
鉄分の多い食品をとると同時に、ビタミンCの多い野菜や果物をよく食べることも大事です。
意外な鉄分補給食品が切干大根です。
太陽光を浴びた切干大根は、同量のダイコンとくらべると、30倍以上の鉄分を含んでいます。これはほとんど知られていません。
といっても、毎日、切干大根を食べるのはむずかしいです。
こうしたときに、重宝するのがサプリメントです。
鉄分を含むサプリメントや鉄剤は豊富に出回っていますから、サプリメントも視野に入れながら、鉄分不足の解消に努めることをおすすめします。
関連参照:
ビタミン・ミネラル・便利事典
サプリメントとの付き合い方
「加齢」との付き合い方
アディポネクチンの増やし方
●記憶術
川村明宏のジニアス記憶術
●音痴解消
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