2014年11月21日金曜日

ベンゾ系睡眠薬の長期服用すると

睡眠薬、とくにベンゾ系睡眠薬を服用している人にはちょっとショッキングな話がY新聞にでていました。

新しい知見なので要点を記してみます。

睡眠薬や抗不安薬の多くを占めるベンゾジアゼピン系薬剤を長く服用した人は、アルツハイマー病の発症リスクが1.5倍高まったという調査結果を、フランスのボルドー大やカナダのモントリオール大などがまとめ、英医学誌に発表したのだ。

 
日本でも同薬剤を長期に服用している高齢者は多く、身体への影響が懸念される。 
  
同薬剤は依存性があり、長く服用すると定められた量でも薬物依存に陥る例がある。
減薬すると体調が悪化するので、やめられなくなるという。


調査は、カナダーケペック州の健康保険のデータペースを基に、2000年から09年に初めてアルツハイマー病と診断された67歳以上の患者1796人と、同年代で未発症の7184人の情報を6年以上さかのぼって追跡した。最長10年前までの服用の有無や量などを調べた。

その結果、同薬剤の服用者は、服用しない人よりもアルツイマー病の発症リスクが1.51倍高かった。

標準的な1日の服用量から累積の服用期間を割り出して比べると、

・90日分以下の人はリスクが高まらなかったが、
91日~180日分を飲んだ人は1.32倍、
180日分を超えて飲んだ人は1.84倍となった。

また、効果が長いタイプの同薬剤はリスクが1.7倍で、効果が短いタイプよりもアルツハイマー病を発症しやすかった。

不安や不眠はアルツハイマー病に先行する症状でもあるため、患者ゆえに服薬が始まったケースを考慮したデータ調整も行われたが、結果に大きな違いはなかった。

     」
専門家(杏林大保健学部の田島治教授)は
「この研究は、ベンゾジアゼピンがアルツハイマー病の直接的な原因であると示したものではない。だが依存性なども考慮すると、漫然と使い続けてよい薬ではなく、医師は処方期間に留意する必要がある」と話している。

心当たりのある人はご用心あれ。



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