2015年3月5日木曜日

食生活と妊娠に関する大規模調査

ハーバード大学公衆衛生大学院の研究者が食生活と妊娠に関する大規模調査を実施した。

これが「看護師健康調査」と呼ばれるものです。

ハーバード大学公衆衛生大学院の研究者が、調査対象に看護師を選んだのには理由があります。

看護師はその知識と受けた教育内容からして、正確で信頼に足る情報を提供してくれると思われたからです。


同時に、人間の健康に携わる専門職として医療研究の価値を理解しています。
 
調査は1976年に始まり、30歳から55歳までの、12万人もの既婚女性の看護師が参加しました。

質問の内容は、何を食べているか、どのくらい運動をしているか、仕事とそのストレスについて、また社会的な人間関係や介護など個人的な事柄も含まれ、さらに健康状態の詳細にまでいたるものです。
 
第2回の看護師を対象とした健康調査は、1989年にウィレット博士の主導で始まりました。

この調査では、第1回の調査で検証できなかった妊娠、およびその他の健康問題を改めて調査しました。

調査対象は、第1回より年齢の若い女性看護師11万6000人です。
 
ここでは、第2回目に参加した看護師たちから特に抽出したグループを調査対象者としています。

食生活が妊娠にどう影響するかを正確に調べるため、隔年ごとの調査によって「妊娠を希望している」と回答した看護師たち18555人が、その対象者となっています。
 
彼女たちが、8年間にわたって提供してくれた情報のおかけで、私たちは食生活と妊娠の関係を調査することができましたのです。


「看護師健康調査」の詳細は以下で確認できます(英語のみ)。
http://www.nurseshealthstudy.org


関連参照:
男性不妊の問題   

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