日本食は、アメリカ人の研究者にも、非常に人気が高い。
日本型の食生活を実践している研究者は、みなロをそろえて、「体重が減った」「体が軽くなった」「疲れが取れやすくなった」と言う。
研究者自らが日本食の健康効果、ダイエット効果を実感しているというのだ。
体重が減るといった目に見える結果以外にも、日本食にはがんや糖尿病などの生活習慣病を予防する効果がある。
将来にわたる健康のために、家族で日本食を取り入れていると話すアメリカ人研究者も多い。
中には、アメリカ食を止め、百パーセント日本食を実践している人もいる。
家での食事だけでなく、昼食用に弁当まで持参しているというから驚きだ。
ちなみに、弁当はアメリカでもそのまま「BENTO」である。
2009年9月に、「ニューヨークータイムズ」紙で弁当が特集されたことをきっかけに、アメリカでも徐々に浸透してきている。
記事の一部を紹介する。
「ダイエットヘの配慮があり、献立の配分や量が適正にコントロールされている弁当には感嘆する。弁当は、子どもや夫の健康を考慮する主婦にとって、うってつけの方法だ。小さな箱の中に、栄養だけでなく、日本伝統の『母親の愛』が盛り込まれている」
記事にはカラフルなお弁当の写真とともに、レシピや、調理にかかった所要時間なども掲載されていた。しかも、これらの弁当を作ったのは、日系人や日本からの移住者ではなく、アメリカ生まれのアメリカ人だと言う。
「BENTO」は、SUSHI(すし)、TEMPURA(てんぷら)と並んで、今や世界の共通語なのだ。
ファストフードや高い肥満率など、「不健康」なイメージが強いアメリカで、健康志向から弁当を取り入れることを意外に思う人もいるだろう。
実は、一人ひとりの健康意識は、日本人より、アメリカ人のほうがずっと高いのだ。
関連参照:
老化。焦げ・枯れ・錆びと
シニアからの栄養学
中高年からの筋肉作り
サルコペニア予防
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