1950~1960年代にかけて、栄養学者であるアンセル・キ-ズらは、地中海沿岸地域に暮らす人々が、他の地域に住む人よりも長寿で心臓病が少ないことに着目。
「世界7カ国共同研究」で、伝統的な食生活には、長いあいだ続くしかるべき理由があるとの見解を発表しました。
同時に、その地域の伝統的な食事は主に、植物性の食材‐‐‐野菜、果物、パン、あらびきの穀物、豆類、ナッツ類、種子などが使用されていることにも注目しました。
オリーブオイルは地中海スタイルの食生活における主な脂質の摂取元です。
彼らは乳製品も食べますが、そのほとんどがチーズとヨーグルトで、量もほどほどです。
鶏肉と赤身の肉は特別なイベントの日のみで、毎日の食卓に上ることはありません。
そして食事とともにワインを好みます。
数年後、研究者はさらなる調査研究を積み重ね、伝統的な食生活とライフスタイル、運動や食事パターン、ストレスの少ない生活、ワインなど、が地中海沿岸地域に暮らす住民の健康に寄与していることを改めて発表しました。
地中海食事法以外の方法と厳密に比較研究を重ねた結果、ハーバードーメディカルスクール関連病院のブリガムーアンドーウィメンズ病院、キャシー・マックメイナスとそのチームはやはり、地中海式食事法は長期にわたる減量に効果があることを発見しました。
また、地中海式食事法は、よい炭水化物やよい脂肪、よいタンパク質を摂ることで、減量だけでなく妊娠率を高めるためにも貢献してくれるのです。
関連参照:
いま知りたいファイトケミカル
http://sugoi-ii.biz/phyto-chemicals/category31/
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