2015年3月9日月曜日

「強いだけではない」筋肉とは



理想的な筋肉の条件は、「強さ」+「しなやかさ(柔軟性)」です。


まず、脚の筋力(筋肉の力)が衰えると、歩く速度が遅くなったり、歩行可能距離が短くなったりします。


また、脚をしっかり持ち上げられなくなるために、つまずきやすくなります。
 
一方、筋肉の柔軟性は体全体の柔らかさともいえます。



転びそうになったときに体勢を立て直すバランス能力は、柔軟性のある人ほど高いとされます。

歳をとってからの大敵である転倒を防ぐことにつながります。

強さと柔軟性、両方をあわせもった筋肉をめざすことが、ロコモ予防では大切です。


また、「強く、しなやか」な筋肉は、
筋カトレーニング(筋トレ)とストレッチを継続して行うことによって手に入ります。

筋トレ+ストレッチです。 

筋トレは筋力を高め、ストレッチは柔軟性を高めます。

筋肉の柔軟性を高めるためにストレッチが有効なのは、体内の線維芽細胞と呼ばれる細胞が活性化することにあります。

この細胞はふだんは休眠状態ですが、ストレッチで筋肉を伸ばすとその刺激で目ざめ、筋線維の柔軟性にかかわるコラーゲンの新陳代謝を活発にするのでしなやかな筋肉になります。
 
筋肉は適度な運動を継続することで、いくつになっても若返る潜在能力があります。


関連参照:

転ばぬように、歩き続ける方法
「加齢」との付き合い方
シニアからの栄養学
中高年からの筋肉作り  
サルコペニア予防  

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