糖尿病の専門家によれば、
最近のテレビや雑誌などの健康関連の情報は実はあまりにも古すぎて、実際の糖尿病発見にあまり役にたたない、ということが指摘されています。
たとえば、
健康チェックにこんな項目が使われているようです。
・最近やたらと口が乾く
・小便の回数が増えた
・急に痩せてきた
このような症状はたしかに糖尿病にはよく見られることではあるのだそうですが、こうなるのは相当、事態が進行している重症の糖尿病の場合なのだそうです。
昔は、尿糖の検査も血糖値の検査もできませんでした。
その頃は、水ばかり飲むとか小便がやたら出る、
あるいは急に痩せるなどという症状が出て、やっと糖尿病だと気づいたのです。
これはこれは30年位前までの認識で、いまではもっと早い段階で糖尿病の有無を調べる方法が確立されているのですから、こうなるまで糖尿病に気づかないのは遅すぎるという指摘です。
ですから、こうしたチェック項目には当てはまらないから大丈夫だと考えてはいけないのです。
また糖尿病の一般的なイメージとして
「尿に糖の出る病気」だと言われることも古い先入観なのです。
たしかに尿糖の有無は糖尿病を調べるのに重要な要素ではあるのですが、
尿糖だけでは糖尿病かどうかは診断できないのです。
最新の情報では尿糖が出ていないから糖尿病予備軍ではないとは言えないそうですし、尿糖が出ているからといって糖尿病であるとは限らないようです。
結論的な言い方ですが、「糖尿病は自覚症状のない病気」なのです。
このことをしっかり認識して、
食後血糖を医療機関で調べてもらうことが、糖尿病を早目に発見する近道ということなのです。
↓クリックをお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿