近頃、正座した記憶ありますか?
しなくなりましたよね。
生活スタイルが洋式に変わったのでめっきりありません、という方がほとんどではないでしょうか?
漢方のお医者さんである、丁宗鐵先生が『正座と日本人』という本を書いていました。
意外でしたが興味がありましたので読んでみました。
いろいろあるのですが、
そのなかで「正座の効用」に触れているところがありましたので、ちょっと抜粋しながらみていきたいと思います。
まず、正座の効用。メリットですね。
最近、膝痛になる人が増えてきた原因の一つに「正座」をしなくなったことを挙げています。
前置きはこれくらいで本題にいきます。
メリットとして、
1>集中力が高まり、精神が安定する。
正座をすると、本来は下肢に向かう血流が急激に脳に向かいます。
下肢には心臓から拍出された血液の20~25%が循環しています。
正座をすると、このうちかなりの部分が脳に回され、集中力が高まり、精神が充実します。
2>眠気が覚め、認知症を防ぐ
脳血流がよくなると、精神が充実し、眠気が覚める。
認知症で寝たきりになった高齢者に正座をしてもらうと、症状が軽くなることがしばしばある。
3>心臓、肺、横隔膜などの内臓の負担が軽くなる
正座をすると背筋が伸び、胸部の動きがよくなります。
特に胸部疾患がある人は正座をすると楽になります。
さらに発声もよくなり、とくに高音が出るようになります。
4>消化力が高まる
胃下垂で胃腸の弱い人の中には
「正座をして食べると、消化が良い感じがする」と言う人がよくいます。
正座によって内臓の血流循環が高まり、消化機能が固まると考えられる。
また、血流もよくなるので、食欲そのものが亢進すると考えられる。
5>肥満やメタボリックシンドロームを防ぐ
一日のうちに何度か正座をする人は、肥満に歯止めがかかり、体重の自己管理ができます。
( 続 く )
関連参照:
なんとなく調子がよくない
つまらんことでしょうか
「加齢」との付き合い方
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