2014年2月20日木曜日

うつを予防するには 

心の老化を考えるとき、
こころの状態は数値やレントゲンでは表れないため、

「豊かな心の反応や感情表現の対極にある鬱病から、どれだけ遠いか」

を基準にする方がわかりやすいといえます。


順天堂の白澤先生によれば、
「このような症状があればうつだ」「こういう要因が重なるとうつ病になりやすい」という指針ははっきりしています。

ですからそのうつ病というものを基準にして「自分の心は現時点でどんな状況なのか」を把握して、より健康で豊かな心を目指すのが一番実践しやすい方法だ、といいます。

日本では、うつ病を治療するシステムはある程度つくられていますが、予防のためのインフラが整備されていない、とも指摘しています。


心がうつ病の方向に傾いていくのは、二つの悪化要因が重なったときです。

ひとつは、たとえば慢性疲労や過労などの身体的なもの

もうひとつは、孤立感、家族の死、経済状況の悪化など、社会的・心理的な要因。


たとえば、
●身体的な悩みを抱えているところに、不況で収入が減って生活が苦しくなりなどの要因が加わって、うつ病が発症するケースも指摘されます。

●高齢になればなるほど、身体的な悪化要因をもっている確率も高まります。
認知能力の低下、運動機能の低下、排尿障害、感覚障害などもあります。
さらに、夫や妻が亡くなる可能性もたかいので、それによる心理的なダメージなども重なります。

●女性の場合ですと、出産や更年期などの大きな身体的な変化の時期も「うつ病」を発症しやすいのです。



それに、もともと心が老化しやすい性格というものもあります。

それは「きまじめな性格」です。


関連参照:
なんとなく調子がよくない 
つまらんことでしょうか 
「加齢」との付き合い方


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