心臓病以外でも肺や胃、食道などの内臓や肋骨、筋肉などに異常があるときも胸痛として現れます。
高齢者に多いのは、筋肉痛や肋間神経痛、肋骨の疲労骨折です。
とくに、加齢によって骨が劣化する、くしゃみで肋骨が折れたりすることがあります。
内臓的な問題は何もなく、胸部X線検査を受けて骨折がわかった、というケースもあります。
折れた肋骨が肺に穴を開ける場合もあるので注意が必要です。
肺炎、肺ガン、COPDなどの呼吸器の病気で胸に痛みがあるときは、息苦しさも伴います。
また、、これらの後遺症として胸膜炎や気胸でも胸痛があります。
また、エコノミー症候群でも突然の胸の痛みと呼吸困難が襲います。
飛行機に長時間乗っているときなど、同じ体勢をとることで
足の血行が悪くなり血栓ができて肺動脈につまり、発作が起こります。
また、食道炎でも胸の痛みを感じます。
この場合、酸っぱい感じのする胸焼けも伴います。
心筋梗塞のときは、胸の奥が圧迫されるような激痛が襲います。
狭心症では、胸だけでなく顎や左腕、背中まで痛みが広がります。
胸から腰などへ激しい痛みが走る場合は乖離性大動脈瘤の危険があります。
冷や汗がでるほどの痛み、呼吸困難や意識障害などが現れたら、救急で医療機関に行きましょう。
しばらくして治まっても、循環器科や呼吸器科を受診して検査をしておくことをお勧めします。
関連参照:
なんとなく調子がよくない
「加齢」との付き合い方
上手に生きる更年期
つまらんことでしょうか
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